マスク氏、トランプ大統領との和解に前向きな姿勢を示す
6月5日
Thepostmillennialによると、2025年6月5日、テック業界の大物であるイーロン・マスク氏が、ドナルド・トランプ大統領との対立に終止符を打つ用意があることを示唆した。これは木曜日に行われたSNS上のやりとりで明らかになった。
投資家ビル・アックマン氏が「我が偉大な国のために、両者は和解すべきだ」と呼びかける投稿に対し、マスク氏は簡潔に「君は間違っていない」と返信した。
この発言は、ここ数日間にわたって激化していた両者の応酬から一転、和解の兆しを感じさせるものである。実際、その日早くには、トランプ大統領がマスク氏の企業との政府契約の打ち切りを検討していると発言したことを受け、マスク氏はスペースXの「ドラゴン」宇宙船を即時退役させると脅していた。この措置が現実化すれば、現在国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の4人の米国人宇宙飛行士の帰還手段が失われるところだった。

しかしマスク氏はその後、方針を転換。あるユーザーが「争いをやめて」と助言すると、マスク氏は「いいアドバイスだ。わかった、ドラゴンは退役させない」と返信し、緊張の緩和を図った。
スペースXのドラゴン宇宙船は、NASAの有人ミッションにおいて重要な役割を果たしており、過去にはサニ・ウィリアムズ氏とブッチ・ウィルモア氏という宇宙飛行士を、10か月近くISSに取り残された状態から地球へ帰還させた実績がある。一方で、NASAがボーイングと共同開発している「スターライナー」宇宙船はまだ有人飛行の承認を得ておらず、現状ではドラゴンが唯一の信頼できる米国製の選択肢となっている。
両者の対立は、トランプ氏が推進する「ビッグ・ビューティフル法案」が財政赤字を悪化させるとマスク氏が批判したことに端を発している。マスク氏は最近、「政府効率化省(DOGE)」のトップを辞任したばかりであり、同省の下で数百億ドル規模の節約を実現、最終的には兆単位の削減を目指していたと報じられている。

投資家ビル・アックマン氏「私はドナルド・トランプ大統領とイーロン・マスクの両方を支持しており、彼らは我が偉大な国のために和解すべきだと思います。私たちは、分裂しているよりも、団結している方がはるかに強いのです」
イーロン・マスク氏「君は間違っていない」
You’re not wrong
— Elon Musk (@elonmusk) June 6, 2025
仲直りしてください。キスはしないでね。
😂
— Elon Musk (@elonmusk) June 6, 2025

ネットの声
— God & Country (@GodandCountryy) June 6, 2025
イーロンを呼んで、みんなで話し合おう。
Call him up Elon and y’all talk it out
— Hodgetwins (@hodgetwins) June 6, 2025
あなたと大統領が和平を結んだら、我が国を破壊しようとする人々は取り乱すだろう
Let’s put it this way
The people who want to destroy our country would be distraught if you and POTUS made peace
— Eric Daugherty (@EricLDaugh) June 6, 2025
そうだ、和解してくれ。君たちは国のために美しい音楽を一緒に作ってきた。これは仲間内のちょっとした喧嘩に過ぎない。俺たちは恨んだりしない。男らしく立ち上がれ。僕たちは君たちの味方だ。
Yes, make peace, please. You’ve made beautiful music together for our country. This is just a little fight among the guys. We don’t hold grudges. Man up and stand up. We’re with you BOTH.
— Gary P. Nabhan (@GaryPNabhan) June 6, 2025

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