トランプ大統領「イーロンは“我慢の限界だった”、だから“辞めさせた”」イーロン・マスクはエプスタイン・ファイルを持ち出して挑発
TGPは、トランプ大統領とイーロン・マスクの間で激化した対立を報じたものである。発端は、マスクが「ビッグ・ビューティフル法案」の支出水準を批判したことであり、それに対してトランプ大統領が強く反応した。
トランプ大統領は記者団に対し、マスクが「EV義務化を撤廃されたこと」や、マスクの友人であるジャレッド・アイザックマンのNASA長官指名を取り下げられたことに不満を抱いていると指摘。さらにトゥルース・ソーシャルに投稿し、「イーロンは我慢の限界だったので辞めさせた」と主張。EV購入を強制するような政策を撤回したところ、マスクが「狂ったように」反発し始めたと述べた。

また、トランプ大統領は、政府予算の大幅な節約策として「イーロンの受けている政府補助金と契約を打ち切る」方針を表明。これは数十億ドル規模に及ぶ可能性があるとしており、バイデン政権がなぜそれをしなかったのか理解に苦しむとも述べた。
マスクがトランプに反旗を翻すこと自体は構わないが、「もっと早くやるべきだった」と不満をにじませた。さらに、現在審議中の法案について「米国史上最大の歳出削減(1.6兆ドル)と最大の減税」を実現するものであり、もし否決されれば68%もの増税が起こり、国家は大混乱に陥ると警告。自身はこの混乱を作った張本人ではなく、「アメリカを救うためにいる」と力強く訴えた。
対するマスクは、挑発的に「エプスタイン・ファイル」に言及するなど、トランプ大統領を皮肉る投稿を行い、両者の確執は一層深刻化している。

「我々の予算で何十億、何十億ドルもの支出を節約する最も簡単な方法は、イーロンへの政府補助金と契約を打ち切ることだ。バイデンがそれをしなかったことに、私はいつも驚いていた!」
「イーロンは“限界が近かった”。私は彼に退くよう頼んだ。私は彼のEV義務化、つまり誰も欲しがらない電気自動車をみんなに買わせるよう強制する命令を撤廃した(イーロンは何ヶ月も前から私がそうすることを知っていた!)。そしたら彼は完全に発狂したのさ!」
— Rapid Response 47 (@RapidResponse47) June 5, 2025

OK, WHO DID THIS???🤣🤣🤣 pic.twitter.com/vai1uM4ehV
— il Donaldo Trumpo (@PapiTrumpo) June 5, 2025
トランプ氏、マスク氏について「大統領執務室の机の後ろに立つと、目の周りが黒くなっていても、とても幸せそうな男性を見ましたね。『ちょっとメイクをしますか?』と私が尋ねたところ、『いや、そうは思わない』と答えたんだ。面白いね」「イーロンと私は素晴らしい関係でした。これからもそうできるかは分からない」
TRUMP ON MUSK: “You saw a man who was very happy when he stood behind the Oval desk, even with a black eye. I said, ‘do you want a little makeup?’ He said, ‘No, I don’t think so,’ which is interesting.”
“Elon & I had a great relationship. I don’t know if we will anymore.” pic.twitter.com/77mWNYtBY2
— Breaking911 (@Breaking911) June 5, 2025

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