亀裂は決定的に/トランプ大統領はマスク氏を「正気を失った男」と述べ、電話会談の調整を拒否した(動画)
ABC Newsによると、2025年6月6日、トランプ大統領はABCニュースのインタビューにおいて、テスラCEOのイーロン・マスク氏について「正気を失った男」と断じた。報道によれば、両者の電話会談が調整されているとの情報があるが、トランプ大統領は「特に話す気はない」と述べ、マスク氏が自ら会話を望んでいるとも明かした。
この発言の背景には、トランプ政権が推進する大型法案「One Big Beautiful Bill」へのマスク氏の批判がある。マスク氏は、同法案が国家債務を増大させると非難しており、トランプ大統領はこれに応じてマスク氏の企業に対する連邦契約の見直しを示唆した。

また、マスク氏がSNS上でトランプ大統領の弾劾やジェフリー・エプスタインとの関係を示唆する発言をしたことで、対立は一層先鋭化している。
ホワイトハウス側は両者の関係修復を模索し、電話会談の調整を試みたものの、トランプ大統領はこれを拒否した。これにより、政権と巨大テック企業との間に深刻な亀裂が生じていることが明らかとなった。
この一連の対立は市場にも影響を及ぼしており、マスク氏が率いる企業の株価は14%以上下落し、約1,500億ドルの時価総額が失われたと報じられている。

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ABC、ジョン・カールは、午前6時45分にトランプ大統領に電話したところ、実際に大統領が電話に出たと述べている。トランプ氏は(伝えられるところによると)「イーロン・マスクと話すことに特に興味はない」とし、「イーロンは彼と話したがっているが、マスクと話す準備はまだできていない」と語った。
ABC fake news hack Jon Karl says he called President Trump at 6:45 am and DJT actually answered the phone.
Trump (reportedly) told him “he’s not particularly interested in to talking to Elon Musk” and that “Elon wants to talk to him, but he’s not ready to talk to Musk.”
Karl… pic.twitter.com/6Ybj6hsub8
— TheStormHasArrived (@TheStormRedux) June 6, 2025

あなたは大統領の携帯に6時45分に電話をかけると、彼は出た。
――そう、彼は電話に出た。
報道によれば、ホワイトハウスがイーロン・マスクとドナルド・トランプの会談をセッティングし、何らかの和平を仲介しようとしているとされている。私はその件についてトランプ大統領に尋ねた。彼は「イーロン・マスクと話すことには特に興味はない」と答えた。「マスクの方が自分と話したがっているが、自分はまだその気はない」と。
そして彼はマスクを「正気を失った男(a man who has lost his mind)」と呼んだ。
両者は互いに多くの影響力を持っている。
――間違いなくそうだ。
イーロン・マスクは言うまでもなく世界一の富豪であり、共和党史上最大の献金者でもある。

だがこの関係は力のバランスが偏っている。トランプ大統領の言葉を借りれば、「主導権を握っている」のは彼(トランプ)の側だ。トランプが報復に出れば、マスクに甚大なダメージを与えることもできる。
だが彼は非常に抑制的だった。――トランプが抑制していたのは確かだ。マスクのほうは完全に攻撃モードに入っていた。トランプの弾劾を主張し、世界でも最悪の人身売買者(ジェフリー・エプスタイン)との関係まで持ち出した。にもかかわらず、トランプは冷静だった。
しかし彼が本気を出せば、政府契約に手を付けることもできる。DOGEでの活動について刑事捜査を発表することすら可能だ。
スティーブ・バノンは、防衛生産法を用いてSpaceXの一部を押収することすら示唆している。
――トランプはマスクを国外追放(deported)する可能性もあると言っていた。つまり、イーロン・マスクは非常に強大な存在だが、それゆえに非常に大きな標的でもあるということだ。
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