トランプ大統領、渡航禁止リストへの新たな36カ国追加を検討 アフリカ諸国中心に対象拡大か
6月16日
ロイター、ワシントンポストによると、トランプ大統領率いる米政権が、既存の渡航禁止措置に加えて新たに36カ国を制限対象に加える方針を検討していることが、複数の報道で明らかになった。ワシントン・ポスト紙およびロイター通信が国務省の内部メモに基づき報じた。
新たな対象国には、アフリカの25カ国を中心に、アジア、カリブ海、太平洋諸国などが含まれており、具体的には以下の通り。
◆ 対象候補国一覧(36カ国)
【アフリカ(25カ国)】アンゴラ、ベナン、ブルキナファソ、カーボベルデ、カメルーン、コートジボワール、コンゴ民主共和国、ジブチ、エチオピア、ガボン、ガンビア、ガーナ、リベリア、マラウイ、モーリタニア、ニジェール、ナイジェリア、セネガル、南スーダン、タンザニア、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ、エジプト、カメルーン
【アジア(3カ国)】ブータン、カンボジア、キルギス
【中東(1カ国)】シリア
【カリブ海諸国(4カ国)】アンティグア・バーブーダ、ドミニカ国、セントキッツ・ネービス、セントルシア
【太平洋諸国(3カ国)】トンガ、ツバル、バヌアツ
政府はこれらの国に対し、以下のような問題点を指摘している。・政府による身分証明書の管理能力の欠如・過去のビザ不法滞在や書類偽造の多発・米国内における反米・反ユダヤ的活動の疑い
すでにトランプ政権は、6月に発効されたばかりの12カ国への渡航制限(プレバノ)を実施済であり、今回の動きはそれに続く「第2弾」と見られている。ホワイトハウスは今回の措置について、「国民の安全保障と移民制度の健全性を維持するための合理的措置」と主張している。
FOXドゥーシー記者:「ワシントン・ポスト紙によると、トランプ大統領はさらに36カ国を入国禁止リストに追加することを検討している。現在、リストに載っているのは12カ国だ。」
🚨 FOX’S PETER DOOCY: “President Trump is thinking about adding another 36 countries to a travel ban list according to the Washington Post. Right now, there are 12 countries on that list.”
“The state department is getting more and more concerned about a lack of security… pic.twitter.com/NCu4CfiTfJ
— TV News Now (@TVNewsNow) June 15, 2025
トランプ大統領は、渡航禁止リストにさらに36か国を追加することを検討しているようです。ワシントン・ポストによると、現在そのリストには12か国が含まれています。国務省は、米国に入国する人々に対する安全審査の欠如について、ますます懸念を強めています。
G7のパートナー国はいずれもこのリストには含まれていません。しかし、この問題については、トランプ大統領がまもなく到着するにあたって、今後大きく報じられることになるでしょう。大統領はここ数か月、アメリカの国境問題について強い懸念を表明してきました。