トランプ大統領「米軍がイラン核施設3か所を攻撃」SNSで表明
2025年6月22日 9時05分
NHKによると、アメリカのトランプ大統領は、先ほど、SNSでイランの核施設3か所に攻撃を行ったと発表した。イスラエルとイランの攻撃の応酬が続く中、トランプ大統領はイランの核兵器の保有を認めないとして軍事介入に踏み切ったとみられるが、イラン側が強く反発するのは確実な情勢だ。
ソース:AP
1. 攻撃対象
トランプ大統領は、自身のSNS「Truth Social」で「フォルドウ(Fordow)、ナタンツ(Natanz)、エスファハン(Esfahan)」の3か所のイラン核施設に対し、米軍が攻撃を完了したと宣言した。B‑2ステルス爆撃機による爆弾のフルペイロードを主要目標・フォルドウに投下し、すべての航空機は無事にイラン領空を離脱したという 。
2. 背景と意図
これは、イスラエルが1週間以上にわたり実施してきた一連の攻撃に対する直接的な軍事介入であり、イランの地下核インフラへの打撃を目的としている。米国側は、ステルス機と30,000ポンドのバンカー・バスター爆弾の使用によって、硬化施設を効果的に破壊する狙いである。
3. リスクと見通し
イランは報復を誓っており、地域全体に戦火が拡大する恐れがある。ホーシ委をはじめとしたイラン支援勢力からも米国の船舶への攻撃再開が示唆されている 。外交的解決の枠組みは事実上破綻しており、地域は緊張状態に突入したと見られる。
4. トランプ氏の姿勢
トランプ氏は「今こそ平和の時」であると攻撃の是非に言及しつつ、アメリカ兵を「偉大な戦士」と称賛。外交に頼らず軍事力を行使した結果として自らの混合的立場を強調した。
私たちは、イランの3つの核施設──フォルドウ、ナタンツ、エスファハン──に対する非常に成功した攻撃を完了した。すべての航空機は現在、イランの領空外にあります。主要標的であるフォルドウには、爆弾のフルペイロードが投下された。すべての航空機は安全に帰還中だ。偉大なアメリカの戦士たちに祝福を。これを成し遂げられる軍隊は、世界に他に存在しない。
今こそ平和の時です!この件にご注意いただき、ありがとうございます。
— Rapid Response 47 (@RapidResponse47) June 21, 2025