トランプ大統領、中国との貿易協定への署名を発表 レアアース輸出の加速で合意
6月27日
Thetimes、ロイターによるとトランプ大統領は6月26日、中国との間で新たな貿易協定に署名したことを発表した。発表によれば、署名は前日(25日)に行われたとされ、同協定には中国から米国へのレアアース輸出を迅速化する措置が盛り込まれているという。
協定の詳細については明らかにされていないが、トランプ大統領はこれを「完了した取引」と強調した。米政府筋によると、中国側は特定の非関税障壁の撤廃に同意し、米国からの農産品の輸入増加についても前向きな姿勢を示しているという。
また、協定は一部の国家安全保障上の分野にも言及しているとみられ、これまで対立してきた先端技術の輸出管理や投資審査制度にも影響を及ぼす可能性がある。
一方、朝日新聞によると、赤沢亮正経済再生相は26日午前、7回目の日米関税交渉のため米ワシントンに向けて出発した。関税をめぐり日米が対面するのは、両首脳がカナダで16日に会談して以来。首脳会談では合意に至らず、引き続き閣僚間での協議を重ねる。
トランプ大統領は「昨日、中国との貿易協定に署名した」と発表。「次はインドとの協定があるかもしれない」とも言及。
🚨 BREAKING: President Trump announces he has signed a trade deal with CHINA, yesterday.
“We have one coming up, maybe, with INDIA.”
The wins just keep coming. pic.twitter.com/NhgARShU6B
— Eric Daugherty (@EricLDaugh) June 26, 2025
トランプ大統領数か月前、メディアは「本当に何か注目すべき相手がいるのか?」なんて言っていた。でも昨日、中国と協定に署名した。そう、ちょうど昨日だ。
今や我々にはすべての相手がいる。もちろん、すべての国と取引を結ぶわけじゃない。中には、こう言うだけで済ませるところもある――「ありがとう、でもあなた方には25%、35%、45%の関税を払ってもらいますよ」とね。それが一番簡単な方法だ。
でも私のチームはそれをあまり好まない。彼らはそれもやりつつ、私がやる以上にもっと多くの取引をまとめたがるんだ。だが、我々はいくつか素晴らしい協定を結んでいる。今後はインドとも非常に大きな取引があるかもしれない。インド市場を開放する予定だ。今回の中国との協定でも、中国を開放し始めている。これまでは到底不可能だったようなことが、いま実現しつつあるんだ。