中国のフェンタニル密輸、背景に政府の「経営管理ビザ」急増が要因／組織拠点の愛知で2.5倍

中国のフェンタニル密輸、背景に日本政府の「経営管理ビザ」急増　愛知県で2.5倍に／ヘロインの10倍の致死性

6月29日

日経新聞によると、米国で深刻化する合成麻薬フェンタニルの密輸問題に関連し、米麻薬取締局（DEA）が追う中国の密輸組織が、日本の名古屋に拠点を設けていた疑いが判明した。

中心人物とされる中国人「夏（Xia Fengzhi）」は、日本法人「FIRSKY株式会社」を設立し、名古屋の華僑団体幹部・金大一の所有するオフィスビルに入居していた。金は夏を信頼し、空き部屋を貸したが、フェンタニル密輸に関与していた可能性は知らなかったと語る。

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FIRSKYは表向きバッテリー事業を名乗っていたが、米で摘発された「Hubei Amarvel Biotech」とつながり、日本から薬物を出荷していたとみられる。SNSや予約サイトの情報から夏の足取りが判明したが、同社は2024年7月に清算され、夏の行方も不明となっている。

出入国在留管理庁の公表データによると、24年6月時点で日本にいる華僑・華人は80万人を超す。過去30年で4倍に増えた。地方創生をめざす日本政府が外国人の起業を促すため、関連ビザの要件緩和に動いている面も大きい。

旅行者も含めれば、日本を訪れる中国人は珍しくなくなった。愛知県では経営管理ビザを持つ在留中国人が2.5倍以上増加している。夏はその死角を突いたおそれがある。

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フェンタニルはヘロインのおよそ10倍の致死性がある。

The lethal doses, visualized.

Carfentanil is approximately 100 times more potent than fentanyl, which is approximately 10 times more lethal than heroin. pic.twitter.com/btt4OAMm0T

— Massimo (@Rainmaker1973) June 27, 2025

Hey @realDonaldTrump, 100.000 ⚰️ per year (#fentanyl) ! Moooooove your ass. pic.twitter.com/8TmOKhYClK

— Salim Laïbi – LLP (@LLP_Le_Vrai) June 23, 2025