トランプ政権の新法でICEが“国内最強クラス”の国家機関に 強制送還体制が一変か
7月4日
2025年7月3日、米下院が可決し、トランプ大統領が署名した包括的歳出・減税法案「ビッグ・ビューティフル・ビル」が、移民政策の現場に大きな変革をもたらそうとしている。中でも注目されるのは、移民・関税執行局(ICE)への前例のない予算配分と権限強化だ。
本法案により、ICEはFBI(連邦捜査局)、DEA(麻薬取締局)、BOP(連邦刑務局)といった法執行機関の予算を合算した額を上回る予算措置を受けることとなった。これは、国内における強制力を持つ国家機関として、比類なき規模と執行力を持つ存在へと再構築されることを意味する。
ICEはもともと、不法移民の摘発・拘束・国外退去処分を担う国土安全保障省傘下の機関だが、今回の法改正でその活動は全米にわたり強化される見通しだ。新法では、送還手続きの迅速化、人員の増強、拘束施設の拡大整備、そして州警察との連携強化などが明文化されている。アメリカ版の強制送還マシン”が現実となる可能性が高い。
保守派やトランプ支持層はこの動きを歓迎し、「オープン・ボーダー政策の終焉」「アメリカ再生の象徴」と称賛している。保守層は「グレート・リプレイスメント(大置換)」理論の克服とさえ位置づける。
しかし、移民擁護団体や左派メディアは「ICEの軍事化」「法の名を借りた国内弾圧」「市民の自由の脅威」と批判し発狂している。
ICEの権限拡大は、単なる機構改革ではない。国内治安において圧倒的な強制力を持つ国家機関」という新たな役割を担うことになったのだ。今後のアメリカ社会において、移民政策と法執行機関のバランスがどのように変化していくか。
トランプ大統領の「ビッグ・ビューティフル・ビル」が正式に署名され法律として成立したことで、ICE(移民・関税執行局)は世界で14番目に大きく、かつ最も資金を与えられた軍事組織となった。これから我々は、“超強化された”アメリカ版「強制送還マシン」を目にすることになる。
「オープン・ボーダー(国境開放)」は今日、公式に死んだ。「グレート・リプレイスメント(大置換)」も今日、終わりを迎えた。アメリカは生まれ変わった。
Trump’s Big Beautiful Bill getting signed into law officially makes ICE the 14th largest and best funded military on earth.
We’re about to see an American ‘Deportation Machine’ on steroids.
Open Borders officially died today.
The Great Replacement died today.
America is reborn pic.twitter.com/c1oPC59x7D— Benny Johnson (@bennyjohnson) July 3, 2025