トランプ大統領は『抑止力』の意味を知っていた「モスクワを爆撃する」「北京を爆撃する」(音声)
CNNが報じた「独占音声」によると、トランプ大統領はプーチン大統領と習近平国家主席に対し、次のように脅しをかけていたという。
「もしウクライナに攻め込んだら、モスクワをめちゃくちゃに爆撃してやる」この発言は、CNNが入手した音声の中でトランプ氏自身が語ったものとされ、外交において「恐怖による抑止」を明確に戦略として使っていたことを示している。
CNN claims ‘Exclusive audio’ of Trump THREATENING Putin and Xi
‘I said if you go into Ukraine, I’m gonna BOMB the sh*t out of Moscow’
Think Trump leaked it himself? pic.twitter.com/KWzwOUcqXW
— RT (@RT_com) July 9, 2025

CNN:入手した音声により、トランプ大統領がかつてプーチン大統領と交わしたという非公開のやり取りの詳細が明らかとなった。
文脈として、トランプ氏はかねてより「自分の政権下ではプーチンはウクライナに侵攻しなかったはずだ」と主張しており、その理由は彼がかつてプーチンに“あること”を言ったからだとしていた。ただし、これまではその内容を明かしてこなかった。
トランプ大統領「私はプーチン大統領と非常に強い言葉で会話をした。彼は理解していた。詳細には立ち入らない。誰にも知る必要はないからだ。だが一つ言えるのは――あれ(ウクライナ侵攻)は、絶対に起こらなかったということだ。私は言いたくないが、彼らは私を恐れていたか?おそらくそうだったろう」

CNN:この音声の中で、トランプ氏はプーチン大統領だけでなく、中国の習近平国家主席に対しても同様の“脅し”を行っていたことを、寄付者向けのプライベートな資金集めの場で語っていた。
トランプ大統領「私はプーチンにこう言った――『もしお前がウクライナに侵攻したら、モスクワを滅茶苦茶に爆撃するぞ』と。プーチンは“信じられない”という態度を取った。私は“やる”と言ったが、彼は『信じない』と。だが、彼は10%だけ信じていた。それがポイントだ」
「私は習近平にも同じことを言った。『台湾に攻め込んだら、北京をめちゃくちゃに爆撃するぞ』と。彼は私のことを狂ってると思った。だが私は言った――『他に選択肢はない。やるしかない。爆撃するぞ』と。彼も10%だけ信じていた。だが、その10%で十分だ。実際、5%でも効果はある。だから何の問題も起きなかった。誰も問題を起こさなかったのだ」
この発言は、「相手に“ほんの少しの恐怖”を与えるだけで抑止力になる」というトランプ氏の外交哲学を強調する内容である。

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