中国が米国防クラウドに関与 ヘグセス長官が「中国人の技術者」の即時排除と徹底調査を指示
7月19日
ロイターによると、米国のピート・ヘグセス国防長官は、X上にビデオ声明を投稿し、国防総省のサイバーシステムに対する中国のアクセス状況について、2週間以内に徹底的な見直しを行うよう命じたと報じられた。対象となるのは、マイクロソフトの政府向けクラウドサービス「Azure Government Cloud」を通じたアクセスで、中国人技術者が国防関連システムに関与していないかを精査する。
ヘグゼス長官は声明の中で、「外国人技術者、特に中国人が米軍システムの運用や保守に関与することは、国家安全保障上断じて許されない」と厳しい姿勢を表明。今後、マイクロソフトに対しても外国籍技術者の排除を徹底するよう求める見通しだ。
米国内では、中国による情報窃取やスパイ活動への懸念が高まっており、今回の措置はその一環とされる。議会や軍関係者の間でも、マイクロソフトのセキュリティ体制や契約内容に対する監視が強まっている。

国防長官ピート・ヘグセス氏は、マイクロソフトの政府向けクラウド「Azure」を通じた中国による米国防総省サイバーシステムへのアクセスについて、2週間以内に見直すよう命じる覚書に署名したとするビデオ声明を発表した。
🚨 BREAKING 🚨
Just as I reported hours ago that this would happen, Defense Secretary Pete Hegseth @PeteHegseth just released the following video statement and has signed a memo ordering a 2 week review of China’s access to @DeptofDefense’s cyber systems via @Microsoft… https://t.co/ShCeVo88Df pic.twitter.com/Z23jG6zXKh
— Laura Loomer (@LauraLoomer) July 18, 2025

今週初め、国防総省のコンピューターシステムに潜在的な脆弱性があるとの通報を受け、以来、我々はこの問題を調査してきました。
その結果、一部のテック企業が国防総省のクラウドサービス支援に、中国の安価な労働力を利用していたことが判明しました。これは明らかに容認できません。特に、今日のデジタル脅威が深刻化している状況においてはなおさらです。
このシステムは、10年以上前、オバマ政権時代に構築された旧式のものですが、国防総省が使用するデジタルシステムは鉄壁で侵入不可能でなければならないのです。
今この瞬間から、中国は我々のクラウドサービスに一切関与してはならないと宣言します。、最速で2週間以内に見直し作業を開始します。国防総省全体において、我々は今後も軍事インフラやオンラインネットワークに対するあらゆる脅威を監視し、対処し続けます。

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