【和歌山選挙区】二階伸康氏敗北 世耕弘成氏が支援した望月良男氏が激戦制す
テレビ朝日、朝日新聞によると2025年7月20日に投開票された参議院選挙で、和歌山選挙区の1議席をめぐる争いは、過去最多の7人が立候補する混戦となった。その中で、自民党公認の二階伸康氏がまさかの敗北を喫し、無所属の望月良男氏が初当選を果たした。和歌山政界に長らく君臨してきた「二階王国」の崩壊を象徴する結果となった。
望月氏は前有田市長で、今回の選挙では自民党を離党した世耕弘成・前参院幹事長の全面支援を受けて出馬。「地方の課題を引き受け、モデル的にチャレンジしていく和歌山を世耕先生と作っていく」と強調し、保守層だけでなく無党派層にも広く浸透した。
一方、二階伸康氏は大物・二階俊博元幹事長の三男として自民党の支援を受けて出馬したが、有権者の間には「親の七光り」や「世襲批判」が根強く残っていた。さらに、選挙戦終盤には「パンダ誘致による観光振興」や「繁殖研究の再開」を掲げ、「この期に及んでまだ親中政策か」とSNSなどで大きな反発を招いた。

麻生太郎氏「続投は認めない」 首相退陣論が加速か 党内からも厳しい声(動画)
麻生太郎氏「続投は認めない」発言 首相退陣論が加速か 党内からも厳しい声
2025年7月20日
テレビ朝日の選挙特番において、自民党内の動向に関する重大な報道がなされた。番組内では、麻生派の麻...続きを読む
また、世耕氏自身がかつて派閥の政治資金問題で自民党から離党処分を受けていたことからも、「既成政党に頼らない新しい政治」を掲げた望月陣営の訴えが有権者の心をつかんだ形だ。
選挙戦では「二階VS世耕」の第2ラウンドとも言われ、両陣営の因縁も注目を集めたが、結果として“世耕の雪辱”が実現した格好となった。和歌山における自民党の牙城が大きく崩れた今回の結果は、今後の政界再編や世耕氏の国政復帰への足掛かりとなる可能性もある。
地元関係者の一人は、「いよいよ和歌山にも風通しの良い政治が戻ってきた」と語っており、長年続いた“二階支配”に県民が終止符を打った選挙となった。

日本保守党・北村晴男氏が当選確実「SNSで拡散していただいたこと、これが最大の勝因」(動画)
日本保守党・北村晴男氏が当選確実 「SNSで広がった支持、これが最大の勝因」
2025年7月20日に行われた参議院選挙で、日本保守党の北村晴男氏が比例代表での初当選を確実とした。長年弁護士・コメンテ...続きを読む
参考記事

トランプ大統領が方針転換、エプスタイン捜査に特別検察官支持へ 機密解除を誓う
トランプ大統領、方針転換!エプスタインの特別検察官を支持、新たな機密解除を誓う
ジャスト・ザ・ニュース、TGPによるとジョン・ソロモン氏は、水曜日にスティーブ・バノン氏との対談で、トランプ大統領がパ...続きを読む

石破自民党、崩壊! 自公で33、過半数を17議席も下回る可能性!
自民「33議席」危機 朝日調査で判明した“下限の現実”
ジャーナリストの石橋文登氏は7月16日、「Hanada」において、7月20日に投開票を迎える参議院選挙の情勢について分析を語った。
石橋...続きを読む
(画像:テレビ朝日)