日本保守党・北村晴男議員が参政党・梅村議員とスパイ防止法で協議開始 参院選公約を具体化へ
7月3日
北村晴男議員と梅村みずほ議員、スパイ防止法を巡る議論開始北村晴男議員の参院選公約とスパイ防止法北村晴男氏は、2025年参院選の比例代表で日本保守党から立候補し、97万票超の個人得票を獲得して初当選した弁護士出身の政治家である。選挙戦では、日本保守党の重点政策である「日本の文化・伝統の保護」や「外国人政策の見直し」を訴え、特に国家安全保障の強化を強調していた。
スパイ防止法の制定は、北村氏が公約として掲げていた中核的な政策の一つであり、自身のYouTubeチャンネルや街頭演説で「日本の存亡に関わる問題」として、外国による情報収集や工作活動への対策の必要性を訴えていた。
北村氏は、2025年7月26日のX投稿で、外国人による土地取得問題について「国会議員が中国の浸透工作に影響されている」「使命感や能力が不足している」と批判し、国家安全保障の観点からスパイ防止法の必要性を示唆していた。8月3日の投稿では、梅村議員との議論を通じて、スパイ防止法の具体的な立法化に向けた動きを加速させる意図がうかがえる。

梅村みずほ議員のスパイ防止法への考え方参政党の梅村みずほ議員は、家族法や国家安全保障に関する問題に積極的に取り組む姿勢で知られる。梅村氏は、2025年参院選で比例代表から再選を目指し、参政党の「日本の自立と伝統の重視」を掲げる政策を支持基盤に戦った。スパイ防止法に関しては、参政党の公式な政策綱領や梅村氏の過去の発言から、国家安全保障を強化し、外国からの不適切な影響を防ぐための法整備に賛同する立場であると考えられる。
梅村氏は、2024年の民法改正(共同親権導入)時に北村氏と協力した経験があり、その際のX投稿で「党は違えど心からのエールをお送り致します」と述べ、北村氏の信念を高く評価していた。この信頼関係が、今回のスパイ防止法を巡る議論の背景にあるとみられる。梅村氏は、参政党の理念に基づき、日本の主権と安全を守るための法整備を重視しており、スパイ防止法についても「日本の自立」を実現する手段として前向きに検討している可能性が高い。

議論の背景と今後の展望北村氏と梅村氏の議論は、日本保守党と参政党が共有する「日本の主権と安全保障の強化」という共通の目標に基づいている。スパイ防止法は、外国の諜報活動や情報漏洩を防ぐための法整備として、保守層を中心に長年議論されてきたが、具体的な立法化には至っていない。
北村氏が指摘するように、外国人による土地取得問題や中国の浸透工作への懸念がSNSや一部メディアで取り上げられる中、両議員の連携は、法案の具体化に向けた保守系議員の動きを加速させる可能性がある。
北村氏の当選は、保守層の強い支持を背景に、既存の政治状況に風穴を開ける動きとして注目されており、スパイ防止法の議論は彼の「法的正当化装置」としての役割を象徴する。一方、梅村氏の参政党は、若者や女性層を中心に支持を集めつつあり、両者の協力は異なる支持基盤を結びつける効果も期待される。
両議員の連携が、保守層の期待に応え、日本の安全保障政策に新たな展開をもたらすか、今後の動向が注目される。(ソース:日刊スポーツ、産経新聞)

本日、スパイ防止法などについて参政党の梅村議員と議論を開始しました。 pic.twitter.com/69LalbuRVr
— 北村晴男 (@kitamuraharuo) August 3, 2025

参考記事

