有本香氏、外国人労働者受け入れ拡大に警鐘 「制度の悪用、軋轢は避けられない」―2014年の発言が再注目
8月12日
2014年5月13日放送の関西テレビ「スーパーニュースアンカー」で、日本保守党事務総長の有本香氏が、安倍政権が推進しようとしていた外国人労働者受け入れ拡大政策について、強い警告を発していたことが改めて注目されている。番組では「外国人労働者の受け入れは何をもたらすのか」をテーマに議論が行われ、有本氏は制度の悪用や社会的軋轢の発生を懸念していた。
有本氏は、少子化による労働人口減少や東京五輪、被災地復興など短期的な人手不足を理由に外国人労働者受け入れが進められている現状を指摘。
その上で「生活の利便性や労働力確保など、自分たちに都合のいい面だけを見て政策を進めるべきではない」と述べた。さらに、短期滞在の労働者や留学生と、本来の「移民政策」との違いを説明しつつ、「将来を見据えて労働人口減を理由にするなら、事実上の移民受け入れではないか」と政府の姿勢に疑問を呈した。

番組ではドイツの事例も紹介され、5人に1人が移民となった現状が示された。有本氏は、特定分野に外国人を受け入れると、彼らが担い手となり、その後家族を呼び寄せて定住する傾向が強まると指摘。トルコ系移民のコミュニティがドイツ語を使わずに生活できる実態を例に、「郷に入りては郷に従え」ではなく、移民側が自分たちの「郷」を形成し、現地社会との接触を絶つケースが増えると警告した。
また、有本氏は外国人コミュニティ形成による制度悪用のリスクにも言及。「一旦職を失った場合、すぐに帰国させられるのか。生活保護の悪用も起こり得る」と述べ、帰国の実効性に疑問を投げかけた。
ドイツのメルケル首相が多文化共生政策を「失敗」と認め、将来的にイスラム国家化の可能性にまで言及したことを引き合いに出し、「問題を直視しなかった過去の政権の姿勢こそが事態を悪化させた」と総括した。

2014年5月13日放送📺
スーパーニュースアンカー
有本香特番🔥
【外国人労働者の受け入れは
何をもたらすのか】これ凄いよー(*」´□`)」
今から10年以上前の放送にも関わらず
驚くほどブレてない‼️
日本保守党の基本政策の根幹が
ここに既にあったんだ。#日本保守党
#有本香
#移民政策 https://t.co/vcJrq1AT9F pic.twitter.com/iUTJe4NH9n— 雨さん (@Oo2Js2SKwp1209) August 10, 2025
(@Oo2Js2SKwp1209)氏のポストより
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