百田氏、靖国参拝は「普通のこと」/東京裁判を事後法とし、被告人全員の無罪を主張したパール判事碑の前でも一礼
2025年8月15日の終戦の日、東京・九段の靖国神社には小泉農林水産相らが参拝した。一方、石破茂首相は参拝せず、代理人を通じて私費で玉串料を納めた。
この日は高市早苗前経済安全保障担当相と小林鷹之元経済安全保障担当相も参拝。高市氏は「たくさんの方が国策に殉じられました。尊崇の念を持って哀悼の誠を捧げてまいりました」と述べた。
また、政党の代表では日本保守党の百田尚樹代表と、参政党の神谷宗幣代表が参拝。百田氏は、自身の参拝が報道されたことについて「早くもニュースになってる。でも、こんな普通のことがニュースになるのはおかしいと思う」とコメントした。

日本保守党の有本香事務総長はXに「終戦の日の朝、日本保守党百田尚樹代表が靖國神社に参拝しました。昇殿し、ご英霊に感謝を捧げた後、境内にあるパール判事の碑の前でも一礼」と投稿している。
インド出身のラダ・ビノード・パール判事は、極東国際軍事裁判(東京裁判)の判事として唯一、日本被告全員の無罪を主張した人物である。彼は、戦勝国が敗戦国を一方的に裁くことは国際法の理念に反し、事後法で処罰する「勝者の裁き」だと批判した。
また、当時の日本の行動は欧米列強の植民地政策や経済制裁によって追い詰められた結果であり、一方的侵略とは言えないと指摘した。パール判事は、真の平和は報復や断罪ではなく、公平な歴史理解から生まれると強調し、日本の戦争指導者を裁くこと自体が不当であるとの立場を貫いた。(ソース:日テレ、ABEMATIMES、有本香氏X、百田尚樹氏X)

終戦の日の朝、#日本保守党 #百田尚樹 代表が、靖國神社に参拝しました。昇殿し、ご英霊に感謝を捧げた後、境内にあるパール判事の碑の前でも一礼。@Hoshuto_hyakuta pic.twitter.com/RSSJ3QHhph
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) August 15, 2025
(出典:日テレ)

参考記事


(トップ画:有本香氏X、ABEMATIMES)