COVID-19ワクチン接種者は呼吸器疾患を発症する可能性が高い:研究
8月21日
2025年8月9日付で『Nature Communications Medicine』に掲載された研究を紹介するEpoch Timesの記事によれば、COVID-19ワクチンを少なくとも1回接種した人は、接種していない人に比べて発熱と咳や喉の痛みなどを伴うインフルエンザ様の呼吸器症状を経験する可能性が高いことが示された。
研究者らは、COVID-19ワクチンを少なくとも1回接種した人は呼吸器疾患を発症する確率が高いことを発見した。
ワクチン接種を受けた人は、インフルエンザ様呼吸器疾患を1回以上経験したり、発熱や咳や喉の痛みなどの呼吸器症状を経験したりする可能性が高かったと、研究者らは8月9日にネイチャー・コミュニケーションズ・メディシン誌に発表した研究で述べた。

ワクチン未接種の参加者のうち、33%がインフルエンザ様症状を1回以上経験した。ワクチンを1回または2回接種した人では44%、3回接種した人では45%、4回接種した人では42%だった。
「最近SARS-CoV-2ワクチンを接種した人は、呼吸器疾患や就業不能のリスクがわずかに高まる傾向があることが分かりました」と、スイスのザンクト・ガレン州立病院感染症・感染予防・旅行医学部門のフィリップ・コーラー医師はEpoch Timesに語った。
イェール大学公衆衛生大学院疫学名誉教授のハーベイ・リッシュ博士をはじめとする専門家は、今回の研究結果は免疫刷り込み、つまり原初抗原罪を反映していると述べている。原初抗原罪とは、免疫システムが新しい株ではなく、以前の株に対する抗体を産生するように固定化されている状態を指す。(免疫システムが「最初に学習した型」に執着し、後から現れた新しい株に最適化した抗体を十分に作らず、古い株に対応した抗体ばかりを産生する状態)

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