NY控訴裁、レティシア・ジェームズ民事訴訟でトランプ氏に対する5億ドルの罰金を棄却
トランプ勝利、ジェームスに起訴の影 司法の二重基準が浮き彫りに
ニューヨーク州控訴裁判所は8月21日、トランプ大統領に対し地裁が科した約5億ドルの罰金を「過剰な刑罰であり合衆国憲法修正第8条に違反する」として棄却した。
訴訟は、ニューヨーク州司法長官レティシア・ジェームスが2022年に提起した民事詐欺訴訟で、不動産価値の水増しによる不正融資を根拠に、トランプ氏やトランプ・オーガニゼーションに対し不正利益返還と事業制限を求めたものである。
地裁判決は詐欺を認定し約3億6,480万ドルに利息を加えた総額5億ドルの支払いを命じたが、控訴審はこれを覆した。詐欺認定やニューヨークでの事業制限は維持されたものの、巨額の金銭的制裁は取り消され、トランプ氏にとって大きな勝利となった。
一方、そのジェームス本人が「住宅詐欺」で捜査対象となっている。2025年4月、連邦住宅金融庁(FHFA)から司法省へ通報が行われ、ジェームスがバージニア州ノーフォークの住宅を「主たる居住地」と虚偽申告した疑惑や、ブルックリンの住宅階数を誤認させてローンを取得した疑い、さらには1983年の購入時に父親を「夫」と記載した点が指摘された。
これらは銀行詐欺や金融機関への虚偽陳述に当たり得るとされ、5月にはFBIと司法省が正式に捜査を開始。さらに、トランプ氏への民事訴訟に関連してジェームスは大陪審に2度召喚されており、起訴の可能性は現実味を帯びつつある。
トランプ氏に巨額の罰金を科し「法の支配」を掲げたジェームス自身が、同様の不正疑惑で司法の追及を受けるという皮肉な構図が浮かび上がった。
今回の控訴裁判所判断は、政治的意図に基づいた司法乱用への痛烈な批判とも受け止められる。トランプ氏が勝利を収めた一方で、ジェームスは自身の法的リスクに直面し、信用の失墜は避けられない状況である。司法の二重基準が国民の前にさらされ、法の公正さが問われる時代に突入している。
トランプ大統領、これは政治的裁判だ!
これらはすべて、選挙前、選挙中、そして選挙後を通じて、大統領候補としての私の可能性を潰すために仕組まれた政治裁判である。バイデン/ハリス陣営と緊密に連携して行われ、史上最も腐敗した裁判の一つとして歴史に残るだろう。これら二つの裁判は、腐敗したレティーシャ・ジェームズ事件よりもさらに滑稽であり、近い将来、その真実が明らかになるはずである。
判事たちは皆、このような裁判を許したことを恥じるべきであり、彼らは候補者である私を傷つけるためにあらゆることを行った政治屋にすぎない。これは、バイデン/ハリス政権による、政治的対立候補である私自身への攻撃であった。私はひどい仕打ちを受けながらも耐え抜き、成長し、アメリカ合衆国大統領にまで上り詰めることができたことを、本当に光栄に思う。正義のために力強く戦ってくれた息子のエリック・トランプ氏、そしてトランプ・オーガニゼーションの多くの人々に感謝と祝福を捧げたい。私の弁護団は私の訴えを退けたが、「大きな困難に直面している。今日はニューヨーク市と州にとって素晴らしい日だ!」
速報です。ニューヨーク控訴裁判所がトランプ大統領に科されていた巨額の民事詐欺の罰金を棄却しました。これは大統領にとって大きな勝利です。当初、彼は3億6,000万ドル以上に利息を加えた額の支払いを命じられていました。彼は財務諸表に関する不正を指摘されていましたが、その罰金はその後、約5億ドル近くにまで膨れ上がっていました。
NOW: New York appeals court just TOSSED the $500 MILLION penalty against President Trump.
In Manhattan of all places.
This is a HUMILIATING defeat for New York AG Letitia James.
A five-judge panel threw out the civil fraud judgment, ruling the $500M penalty against Trump and… pic.twitter.com/Sj4SdpZIlv
— The Vigilant Fox 🦊 (@VigilantFox) August 21, 2025