テキサスの中国人研究生、がん研究の機密窃取で逮捕　中国重慶大学への就職が内定／米ネット「中共のスパイだ！」

totalnewswo

1か月前

テキサス大学の中国人研究生、米国資金による癌研究の機密を盗んだとして逮捕・起訴

8月27日

NYP、Houstonchronicle、Fox26など、複数の海外メディアによると、中国人研究者ユンハイ・リー（Yunhai Li、35歳）は、米国テキサス州ヒューストンに所在するMDアンダーソンがんセンターにおいて、米国政府（NIHおよび国防総省）の資金を受けた乳がんワクチン研究に従事していた。しかし、彼は2025年7月1日付をもって同所を辞職し、中国・重慶大学への就職を意図して帰国準備を進めていた。ところがその帰国直前、同年7月9日、ジョージ・ブッシュ国際空港にて米国税関・国境警備局（CBP）により足止めされ、デバイス内に保管されていた研究データが発覚した。

捜査によれば、リー被告は約50～90ギガバイトに及ぶ未発表の研究データを、個人使用のクラウドストレージに転送し保管していた。データの一部はMDアンダーソン側にもより削除指示が出されていたが、その後も彼は中国サーバーへのアップロードを継続していたという。

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法的には「営業秘密の窃盗」の重罪（第3級重罪）と「公文書改ざん」（違反）で起訴されており、前者は最大懲役2〜10年、罰金最大1万ドル、後者も最大1年以下の刑および最大4千ドルの罰金が科される可能性がある。

さらに、彼には無申告の対中研究関係および研究資金の受領という利益相反の疑いが浮上している。実際、彼は中国自然科学基金から資金を受け、重慶医大での研究も行っていたが、これらをMDアンダーソンに申告していなかった。また在留中は研究者交流ビザに基づいていたが、秘密裏の中国側研究業務は許可を得ていなかった可能性が高いとされる。

現在、州当局による捜査が継続中であり、連邦レベルでも金融詐欺、ワイヤー詐欺、公的資金の不正使用、職務権限の乱用などの容疑で起訴の可能性がある。MDアンダーソンは直ちに彼を解雇し、捜査当局と全面的に協力している。