ドイツ州選挙前に候補者16人死亡 AfDから7人 疑惑拡散も当局は否定
9月5日
Dailymail、Anadolu Agencyによると、ドイツ最大の人口を抱えるノルトライン=ヴェストファーレン州で、9月14日に予定される州議会選挙を前に候補者の相次ぐ死亡が発生し、波紋を広げている。州の選挙管理当局によると、これまでに死亡が確認された候補者は合計16人に上り、うち7人は反移民を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」からの立候補者である。その他、SPD、FDP、緑の党など主要政党や小規模政党、有権者団体からも各1人の死亡が報告されている。
人口1,800万人を抱える同州では、今回2万人以上が立候補している。当局は「死亡者数は統計的に異常ではなく、犯罪性も確認されていない」と説明した。しかし、AfD関係者の死亡が突出していることから、「政治的暗殺ではないか」「選挙直前にこれだけの候補者が亡くなるのは不自然だ」との声がSNSを中心に広がり、不正疑惑が拡散している。

AfDは2013年の結党以来、急速に支持を拡大してきた。2017年の州選挙では得票率5.4%にとどまったが、昨年の連邦選挙では16.8%を獲得し、第2党に躍進した。今年の州選挙でも同様の結果が予想されている。
一方、同党は今年初め、連邦憲法擁護庁(BfV)から「証明された右翼過激派組織」との認定を受け、通信監視や秘密情報員による調査対象となった。党の一部組織はすでに過激派と分類されていたが、全国的に代表を持つAfD本体が指定されたのは初めてである。
候補者死亡は投票用紙の印刷にも影響しており、差し替えや無効票の扱いを巡って現場で混乱が生じている。AfD支持層の間では「意図的に不利な状況が作られている」との不信感も強まっており、選挙後の結果を巡る論争が避けられない見通しだ。今回の事態は、州議会選挙を超えてドイツ全体の政治的緊張と社会的不信の象徴となりつつある。

ネットの声
Spotted on holiday? pic.twitter.com/rXPCFzVesl
— Dave (@zippy112) September 4, 2025
「非常に怪しい!」
Highly suspicious!
— Cathy Morgan (AFH) I exist 🌸 (@CathyMo41926708) September 4, 2025
この話は本当にあり得ない
I really don’t think this story is viable
— oog wimper (@jwsdrummond67) September 4, 2025
ドイツで16人の政治家が選挙前に死亡したというのに、誰も説明を求めないのか? 「謎」とされているが、あまりにもパターンめいて見える。
Sixteen politicians in Germany died before the elections, yet no one demands answers? A “mystery” that looks too much like a pattern.
— REST Media (@RESTinvestigate) September 4, 2025
ドイツ?冗談だろ?16人のドイツの政治家が選挙に立候補していて、そのうち7人がAfD(ドイツのための選択肢)の候補者……死亡?
🇩🇪 Germany? Excuse us?
16 German politicians are running for election, 7 of 16 are AfD CANDIDATES … [“Alternative für Deutschland, translates to “Alternative for Germany,” far-right political party] … DIED? 😳😮😬 LAST 2 WEEKS?
— Catherine (@cath2060) September 4, 2025

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