フランス政府、信任投票に敗北し総辞職へ マクロン大統領に新たな試練
AP、FT、ロイターなどによると、フランス国民議会は8日、フランソワ・バイルー首相率いる内閣に対する信任投票を実施し、賛成194票、反対364票の大差で否決した。これによりバイルー首相と閣僚は総辞職となり、マクロン大統領の政権運営は大きな打撃を受けた。この2年足らずで首相が4人も交代する異例の事態となり、マクロン大統領の政権運営は一段と厳しくなる。
バイルー首相は財政赤字削減を目的に、祝日の廃止などを含む大規模な歳出削減案を打ち出したが、左派から極右まで幅広い政党の反発を招いた。結果として不信任の票が集中し、就任からわずか9か月で政権運営は行き詰まった。

今回の総辞職は、フランス憲法の規定に基づく「政府崩壊(chute du gouvernement)」にあたり、今後はマクロン大統領が新首相を任命する手続きが始まる。新首相は速やかに組閣し、国民議会での信任を得なければならない。しかし議会の多数派は与党を離れており、信任獲得は容易ではない。
もし新首相が信任を得られなければ、マクロン大統領は国民議会を解散し、総選挙を実施する可能性が高い。ただし世論調査では与党勢力が伸び悩んでおり、選挙に踏み切ればさらなる議席減に直面するリスクもある。
マクロン氏は次期首相に、自らの中道少数与党や保守派から候補者を指名することもできるが、それは安定した連立を築けなかった従来路線を踏襲することになる。いかなるシナリオでも、次期政権が議会で過半数を獲得する可能性は低い。最終的に、危機脱出の唯一の道は総選挙の実施だと判断するかもしれないが、これまでのところ、右派政党の国民連合(RN)や極左の「不服従のフランス(LFI)」からの解散を求める声には抵抗している。

「我々はマクロンに二つの選択肢を突きつけている。弾劾されるか、辞任するかだ」――フランス国民議会議員マチルド・パノ氏はこう語った。彼女は、フランソワ・バイルー首相が信任投票で敗北した後、パリで記者団に向けて発言した。
BREAKING – The French government collapses.
And now they are now demanding impeachment or resignation of Macron.
The entire country will be brought to a standstill in 2 days time as the people take to the streets to demand change.
We hear you France 🔥 pic.twitter.com/ekFoW7lKuh
— Bernie (@Artemisfornow) September 8, 2025

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