FBI、カーク氏暗殺犯人と思われる映像を公開 屋上から逃走する姿と現場の痕跡
9月12日
米ユタ州で保守派活動家チャーリー・カーク氏が暗殺された事件を巡り、FBIは9月10日にユタ・バレー大学で発生した銃撃の実行犯とされる人物の映像を公開した。映像には、銃撃後に屋上から飛び降り、現場から逃走する姿が映し出されている。
当局は狙撃が行われた屋上から靴の足跡、前腕部の痕跡、掌紋を採取しており、法医学的分析が進められている。さらに大学近隣の森林地帯からは、犯行に使用されたとみられる旧型モーゼル.30-06ボルトアクションライフルと弾薬がタオルに包まれた状態で発見された。
銃身には使用済み薬莢が1つ残され、マガジンには未使用弾が3発残っていたという。内部情報によれば、この弾薬にはトランスジェンダーや反ファシズム思想を象徴する刻印が施されていたとされ、政治的動機の可能性を示唆している。

これまでに民間の防犯カメラには、銃撃直前にキャンパスへ向かう黒衣の男の姿が記録されており、不自然に足を引きずり歩いていたことが確認されている。銃を隠していた可能性が指摘されているが、正式な容疑者の特定には至っていない。
カーク氏はユタ・バレー大学での講演中に狙撃され死亡し、その衝撃は全米を駆け巡った。FBIと地元警察は「計画的な暗殺」と断定し、国外関与の可能性も含めた捜査を続けている。トランプ大統領は「世代を代表する自由の闘士を失った」と述べ、同氏に大統領自由勲章を死後追贈する意向を表明した。事件は米国社会における政治的暴力の深刻さを象徴する事案として注目を集めている。

FBIは、2025年9月10日にユタバレー大学でチャーリー・カークを殺害した射手のビデオを公開
The FBI is releasing video of the shooter who murdered Charlie Kirk at Utah Valley University on September 10, 2025. Following the shooting, the individual jumps from a rooftop and runs away from the location. Trace evidence collected from the rooftop includes shoe impressions, a… pic.twitter.com/hDVVFKUhYl
— FBI Salt Lake City (@FBISaltLakeCity) September 12, 2025
— Ali (@MerruX) September 12, 2025

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