石破首相をめぐる工作疑惑、過去の資金問題と重なり自民党への不信拡大
9月14日
石破茂首相をめぐり、X上で「擁護コメント1件につき1000円」という工作疑惑が急速に拡散している。発端となったのは、石破氏の辞任表明と思われるポストに対するリプライで、「石破さんの真っ直ぐな言葉と行動に胸を打たれています」と持ち上げる文言の末尾に「※コメント1件=1000円(この行は忘れずに削除すること)」と書かれたものだ。このスクリーンショットが広まり、数万件規模のエンゲージメントを記録した。
調査メディアX Newsは「証拠は確認されておらずデマの可能性が高い」と断じているが、その一方で石破氏の過去の政治資金不記載や商品券配布問題が記憶に残っていることから、疑惑を信じる声は収まらない。
自民党はこれまでもインフルエンサーや一部Xユーザーに金銭を渡し、政権に有利な投稿をさせているのではないかとの疑念が根強く存在していた。今回の画像は、そうした疑念に現実味を与えるものとして受け止められている。

専門家は「ソーシャルメディア上でのこうしたデマや疑惑が拡散することは、政局の不安定化を加速させる」と指摘するが、問題の本質は透明性の欠如にある。証拠が不十分だからといって一蹴するのではなく、党として説明責任を果たし、情報公開を徹底することこそが国民の信頼回復につながるはずだ。
自民党は長年、派閥政治と金権体質を温存し、国民との間に深刻な不信の溝を広げてきた。今回の工作疑惑が仮にデマであったとしても、そうした土壌を生んだのは他ならぬ自民党自身である。
石破首相の資金問題と重なり、国民は「またか」と冷ややかな目を向けている。今こそ政権与党として、徹底した透明性と説明責任を果たす姿勢が求められている。

ネットの声
— looking (@PH0917) September 13, 2025
電通案件か https://t.co/EBK2oH803r
— 井川 意高 サブアカ改め本アカ (@IkawaMototaka) September 13, 2025

参考記事

