高市氏は、強硬な保守派で「安倍晋三元首相」の思想的後継者:Bloomberg(動画)
日本はまもなく、初の女性首相誕生という歴史的瞬間を迎える可能性がある。
強硬な保守派として知られる高市早苗氏が、日本の与党の新しい党首に選出され、世界第4位の経済大国を率いる道を歩み始めた。
Japan could soon make history with its first-ever female prime minister.
Hardline conservative Sanae Takaichi has been elected the new leader of Japan’s ruling party, putting her on track to lead the world’s fourth-biggest economy: https://t.co/TsZuO2W13I pic.twitter.com/0b7a9U9SrC
— Bloomberg (@business) October 4, 2025
日本は、初の女性首相誕生という歴史を刻もうとしている。強硬な保守派として知られる高市早苗氏が、与党・自民党の新しい党首に選出された。
これにより64歳の高市氏は、世界第4位の経済大国・日本を率いる道を歩み始めたことになる。
元経済安全保障担当大臣でもある高市氏は、10月4日の党内投票で勝利し、支持を失って両院の支配を失った石破茂首相の後任として就任する。
高市氏は、故・安倍晋三元首相の思想的後継者と広くみなされており、英国のマーガレット・サッチャー元首相を主要なインスピレーションの源として挙げている。
サッチャーと同様に、高市氏のリーダーシップは経済・財政政策の面で、政治的に日本をさらに右寄りへ導く可能性が高い。一方で、彼女は以前よりも現実的かつ慎重な姿勢を取っているようにも見える。
それでも、高市氏のこれまでの「財政拡張的な政策」や「金利引き上げに慎重な姿勢」が、市場の懸念を呼び起こす可能性がある。
今後、高市氏が直面する主な課題は、自民党への国民支持の回復、インフレ対策、そして米国との貿易関係の舵取りである。