ガリガリ君の10円値上げに会長以下社員総出の謝罪動画が、米でミリオンバズり(動画)
赤城乳業(埼玉県深谷市)が4月1~2日に放映した60秒のテレビCMは、大いに話題を呼んだ。アイスキャンディー「ガリガリ君」をこの4月より60円から70円に値上げすることを、社員総出で詫びたからだ。
45年前の高田渡のフォークソング「値上げ」をBGMに、井上秀樹会長以下、社員100人以上が本社玄関前に整列して頭を下げた。曲の歌詞は「値上げは全然考えぬ」から「なるべく避けたい」「認めたわけではない」「消極的である」を経て「やむを得ぬ」、そして「踏み切ろう」に至る。当時はインフレの世相を皮肉った曲だったが、今回聞いてみると、1991年以来60円の価格を据え置いてきたガリガリ君の値上げ告知が、苦渋の決断であったことが伝わってくる。
「そんなに長い間値上げしてなかったのか」「70円でも十分安い」など、CMを見た消費者の反応は総じて好意的だった。YouTubeで公開したCM動画も早々に再生回数が100万回を突破した。(日経TREND、2016年06月02日)
日本のアイスクリームメーカー、赤城乳業は、人気のアイスキャンディーの価格を60円から70円に値上げしたことを謝罪する1分間の広告を放送しました。これは25年ぶりの値上げです。俳優は登場せず、ビデオには会長と会社役員が出演していました。
Japanese ice cream maker Akagi Nyugyo aired a one-minute ad apologizing for raising its famous ice pops’ price from 60 to 70 yen the first increase in 25 years.
There were no actors, the video featured the chairman and company officers
— Science girl (@gunsnrosesgirl3) October 10, 2025
ネットの声
2016年に広告が放映された後、赤城女行の謝罪は急速に広まり、何百万回もの再生回数を獲得し、反発ではなく売上を伸ばした。同社の誠実さは非常に深く反響を呼び、日本の国民はこれを「史上最も誠実な値上げ」と呼んだ。
After the ad aired in 2016, Akagi Nyugyo’s apology went viral—earning millions of views and boosting sales instead of backlash. The company’s honesty resonated so deeply that the Japanese public dubbed it the “most sincere price hike in history.”
— Rakin (@RakinKh) October 10, 2025
もし彼らがこれをやったら、米国は毎週ビデオを出すことになるでしょう
US would be putting out a video every week if they did this
— Grazed (@Grazedx) October 10, 2025
値上げが心からの誠実な瞬間に変わるのは日本だけです。
Only in Japan can a price hike turn into a heartfelt moment of sincerity.
— X17 (@kumarvikash) October 10, 2025
60年前のアイスキャンディーと1分間の謝罪は、ビジネス倫理について世界に教えた
A 60-year-old ice pop and a 1-minute apology just schooled the world on business ethics.
— DE KING$ W3B 🪽👑 (@Dekingsweb3) October 10, 2025
現在、過去10年間でサンドイッチの価格を5ドルから10ドルに倍増させたサブウェイは、謝罪はない。
Now we have Subway who has doubled the price of their sandwiches from $5 to $10 in the last decade and no apology.
— Cats & Dogs Universe (@CatsandDogsmem) October 10, 2025