公明・斎藤代表、決選投票で高市氏支持を示唆 「野党に名前は書けない」発言に波紋
公明党の斎藤鉄夫代表は、政治情報番組「選挙ドットコムチャンネル」に出演し、次期首班指名選挙の決選投票について、「野党の候補者に名前を書くことはできない」と発言し、高市早苗氏を支持する可能性を示唆した。
この発言は、前日に朝日新聞が報じた「自民党が衆院小選挙区で公明党に刺客を立てる方針を検討中」との報道が大きく影響したと見られている。11日には玉木氏は立民とは組めないと断言しているため、現時点では高市氏総理誕生の可能性が極めて高い状況になった。
番組内で朝日新聞の今野記者は、「これまで自民・公明両党で220議席ある。両党が高市さんに投票すれば日本初の女性総理誕生はほぼ確実だった」と分析。しかし、公明党が連立離脱を決めた上に「閣外協力もしない」との方針を示したことで、首班指名選の行方は不透明になったと指摘した。
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今野氏が「決戦投票はどう動くのか」と尋ねると、斎藤氏は「基本的には無効票、もしくは斎藤鉄夫と書くのが原則だが、状況を見ながら党内で議論して決めたい」と前置き。そのうえで「ここからは個人の意見だが、これまで自民党とともに法案や予算を作ってきた。野党になったとはいえ、与党としての信頼関係がある。野党の候補の名前を書くことはできないのではないか」と述べ、自民党・高市氏への投票を示唆した。
これに対し、今野記者は「野田佳彦氏や国民民主党が公明党に接近しているが、立憲民主党の中には中道とは言えない議員も多い」と指摘。斎藤氏も「立憲の中にはとても中道と言えない人もいる」と応じ、野党との連携には否定的な姿勢を示した。公明党が今後、連立離脱後の立ち位置をどう定めるかが注目される。
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