速報:ボルトン元国家安全保障顧問、機密情報不正取扱いで起訴
ロイター、AP通信、Wapoによると、2025年10月16日、米司法省は、ドナルド・トランプ政権で国家安全保障顧問を務めたジョン・ボルトン氏を、機密情報の不正な保有および送信を理由に起訴したと発表した。起訴状は、メリーランド州の連邦大陪審が作成したもので、国家防衛情報の送信8件および保有10件、合計18件の違反をエスピオナージ法(スパイ防止法)違反として告発している。
起訴状によれば、ボルトン氏は在任中および退任後に、会議やブリーフィングで得た機密内容を含む「日記風メモ」約1,000ページを、承認を受けていない家族(起訴状では「編集者」との呼称)に電子メールやメッセージで送信していたとされる。  また、彼はメリーランド州の自宅で機密文書を保有していたとして、捜査の過程でその文書や電子機器が押収された。

さらに、起訴状は、退任後に本人の個人用メールがイランと関係あるとされるサイバー攻撃者により侵入され、そこに保存されていた機密情報が不正に取得された可能性があると指摘している。  起訴文書には、ボルトン氏がこのハッキングを通報したものの、機密情報を共有していた事実やその共有内容が不正使用されるリスクについて告知しなかったと記されている。
ボルトン氏側は声明を出し、「不法に情報を共有・保存した事実はない」と強く否定している。彼の弁護士アビー・ローウェル氏は、起訴対象とされたメモは公表前審査を受けたものであり、家族のみと共有された個人的記録であって機密情報とは認識されるべき内容ではないと主張している。
この起訴で左派メディアは「近トランプ政権に批判的な著名人物に対する司法プロセスの使われ方をめぐる論争の最中で行われたものだ。直近では、元FBI長官ジェームズ・コミーやニューヨーク州司法長官レティシア・ジェームズも起訴されており、法曹界や政治界では「司法の政治的武器化」の懸念が高まっている」などと報道している。

ジョン・ボルトン、レティシア・ジェームズ、ジェームズ・コミーが起訴された後、民主党内部でパニックが広がっている – ディープステートや腐敗した役人に対するさらなる起訴が来るのではないかという大きな懸念がある
🚨 BREAKING: Panic is ERUPTING within Democrat circles after John Bolton, Letitia James and James Comey were indicted – with major concerns that more indictments are coming against Deep State or corrupt officials
“This is just a down payment on what’s coming,” they fear
They’re… pic.twitter.com/0iBq1vhS4D
— Eric Daugherty (@EricLDaugh) October 16, 2025

MSNBC「彼らはそれをやっている。でも、そもそもなぜこんな議論をしているのか?なぜこんなことが起きているのか?それは、ドナルド・トランプが自分の政治的ライバルを体系的に追及するよう司法省に命じたからだ。
「人を見せろ、そうすれば罪を見つけてやる」──まさにそれだ。私たちは、その考えを同時にバランスよく持たなければならない。そして、今この問題を慎重に扱おうとしている人たちの姿勢や、今回の訴追とジェームズ・コミーの訴追との違いに注意を払っていることを、私は非常に評価している。
だが、忘れてはならないのは、この訴追が起きているのはドナルド・トランプの意志によるものであり、マヤが言ったように、彼は今後もこのような報復的な訴追を要求し続けるだろうということだ」

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