トランプ大統領「マッカーサー将軍は非常に聡明な人物」 日本国憲法は「彼が一人で書いた」と発言
来日中、トランプ大統領が演説の中で、連合国占領下の日本を統治したダグラス・マッカーサー将軍を「非常に聡明な人物だった」と称賛し、「彼が日本の憲法をたった一人で書いた」と語った。この発言が日米双方で注目を集めている。
実際、日本国憲法は1946年2月、GHQによって、わずか1週間という異例のスピードで起草された。日本側が提示した改正案をGHQが拒否し、マッカーサーの指示のもと、アメリカ人スタッフ約20名が草案を作成したとされる。
1946年2月初旬、GHQ民政局のスタッフ(主にチャールズ・ケーディス中佐やコートニー・ホイットニー准将ら約20人のチーム)が、極秘裏に草案作成に着手した。その後、日本政府による修正を経て現在の憲法が公布された。

トランプ大統領の発言は厳密には史実と異なるが、「マッカーサーが日本の戦後民主主義の基礎を築いた人物である」という評価を改めて強調した形だ。
一方で、日本国内の保守派の間では、戦後憲法がGHQ主導で作られたことへの反発が根強く、現在も「日本人の手による憲法改正」を求める声が高まっている。
高市早苗首相をはじめとする保守系政治家らは、「主権国家として、自らの意思で憲法を定めることこそ真の独立」と主張しており、今後の憲法改正論議にも注目が集まりそうだ。

「トランプ大統領は演説の中で、占領行政の長官であったマッカーサーが日本国憲法を自ら一人で書き上げたと語った。」
トランプ大統領「80年前に平和条約が締結されたその瞬間、ある非常に聡明な人物が、我々の二国間の友情を築くことについて語りました。その友情は時を経て成長し、深まっていったのです。彼は実際にこの国の憲法を書き上げました。そしてそれをすべて自分一人で成し遂げたのです。まさに知性の人でした。そして今も、その憲法は生き続けています。」
Trump pleased the Japanese in a speech by telling them that the head of the occupation administration, General MacArthur, personally wrote the Japanese constitution all by himself pic.twitter.com/tIhyFr7IFK
— Sprinter Press News (@SprinterPress) October 28, 2025

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