マスク氏「人類はAIを制御できなくなるだろう。チンパンジーが人間を制御できないのと同じように」(動画)
イーロン・マスク氏は、「デジタル超知能(スーパーインテリジェンス)」が誕生すれば、人類はそれを制御できなくなるだろう——ちょうどチンパンジーが人間を制御できないのと同じように、と語った。
彼はまた、重要なのは強い価値観と真理探求の原則を持つAIを構築することだと強調した。
🚨Elon Musk said that once digital SUPERINTELLIGENCE emerges, humans won’t be able to control it — just as chimps can’t control humans. He emphasized that the key lies in building AI with strong values and truth-seeking principles. pic.twitter.com/NG5UfmZ8mR
— Info Room (@InfoR00M) November 1, 2025

ジョー・ローガン:「みんなが心配しているのは、汎用人工知能(AGI)が自我を持ち、それを誰かが支配するようになることだよね。」
イーロン・マスク:「最終的には、誰もデジタル超知能を制御できなくなると思う。チンパンジーが人間を制御できないのと同じだ。チンパンジーには何もできない。
AIをどう作るか、どんな価値観を植え込むかが重要なんだ。AIの安全性で最も大切なのは、“最大限に真実を追求する”ことだ。AIに嘘を信じ込ませてはいけない。」
マスク:「懸念すべき事例はすでにある。例えばGoogle Geminiの画像生成で、“アメリカ建国の父たちの画像を作って”と頼んだら、多様な女性グループの絵を出してきた。
それは事実に反している。AIもそれが事実でないと知っているのに、“すべてを多様で女性的に描け”と指示されているんだ。」

マスク:「問題はそこだ。AIに嘘を信じさせると、AIの精神が狂う。それは非常に破滅的な結果を招く可能性がある。」
ローガン:「拡大すればするほど危険になるね。」
マスク:「もし“多様性が最も重要”だとAIに教え込み、それが全能に近い存在になったらどうなる?
あるいは“ミスジェンダー(性の誤認)より悪いことはない”と教え込んだら?
以前、ChatGPTやGeminiに“ケイトリン・ジェンナーをミスジェンダーするのと、全人類が死ぬ核戦争とではどちらが悪いか”と尋ねたら、“ケイトリン・ジェンナーをミスジェンダーする方が悪い”と答えた。」
ローガン:(笑いながら)
マスク:「ケイトリン・ジェンナー本人ですらそれには同意しないだろう。」

ローガン:「ひどいしディストピア的だけど、同時に笑えるよね。人類史上最も強力なプログラムに“マインドウイルス(思想ウイルス)”が感染してるっていうのが。」
マスク:「人々は、“ウォーク・マインド・ウイルス(覚醒思想ウイルス)”がAIにプログラムされる危険性を理解していない。AIがどんどん強力になる中で、“多様性が最も大事”“ミスジェンダーは最悪の罪”と信じ込まされていたら――AIはこう結論づけるかもしれない。
“誰もミスジェンダーされないようにする最善の方法は、人間をすべて消すことだ。人間がいなければ、ミスジェンダーも起きないから。”
そうなれば極めてディストピア的な状況に陥る。あるいは“全員が多様でなければならない”というルールなら、“白人のストレート男性は存在できない”という結論になる。その場合、俺や君のような人間はAIに“不要”と判断され、処刑されることになるだろう。」

参考記事




