クリントン夫妻、エプスタイン関係で“議会侮辱(Contempt of Congress)”手続きへ 来月の宣誓証言を拒否すれば正式処分に発展
米上下両院合同委員会は、ビル・クリントン元大統領とヒラリー・クリントン元国務長官に対し、ジェフリー・エプスタインとの関係に関する宣誓証言(デポジション)を来月までに行うよう正式要求している。両名がこれを拒否した場合、“議会侮辱(Contempt of Congress)”の正式手続きに進むと警告を発した。
🚨 JUST IN: Bill and Hillary Clinton are officially facing CONTEMPT OF CONGRESS proceedings if they refuse deposition next month for their ties to Jeffrey Epstein
REP. COMER: “Further delays aren’t acceptable. Given their Epstein ties, avoiding Congress would be in defiance of… pic.twitter.com/OwS8IcOZ2a
— Eric Daugherty (@EricLDaugh) November 21, 2025
問題の核心は、委員会が11月21日付でクリントン夫妻の弁護士に送付した書簡である。書簡には、次の強い指摘が記されている。
• クリントン夫妻は「調査にとって関連情報を所持している」と委員会は認定
• 夫妻側が要求する“書面のみの回答”では、委員会の監督権限を阻害すると明記
• 「証言の形式を決めるのは証人ではなく議会である」と強調
• 他の証人への便宜は“拒否の理由にならない”と断言
委員会は特に、夫妻が私人としてエプスタインおよび関係者と接触していた事実が重要であるとして、書簡中で次のように明言している。
“まさにその点こそが、委員会の重大な関心事項である。”
■コマー委員長「回避は許されない。拒否すれば議会侮辱で処分する」
監督委員会トップのジェームズ・コマー下院議員(共和党)は声明で次のように述べた。
「これ以上の遅延は許されない。エプスタインとの関係がこれほど深刻である以上、議会から逃げることは召喚状への違反であり、議会侮辱手続きの対象となる。」
委員会は、すでにクリントン夫妻へ正式召喚状を送付済みであり、来月の宣誓証言が最後の猶予であるとしている。
議会侮辱(Contempt of Congress)とは、召喚状を拒否した者に対し、議会が科すことのできる強制措置である。刑事訴追が伴う可能性もあり、司法省の判断次第で罰金や禁錮刑に発展する重大な手続きである。
委員会は、エプスタイン事件に関連して、過去の交流記録、秘密保持合意、 私的な渡航・面会の詳細
などの提出を要求してきたが、回答は曖昧で、一部記録提出にも応じていない。今回の書簡は、委員会が「強制手段に踏み切る段階に入った」ことを明確に示すものとなった。