英首相の「中国は真の安全保障上の脅威」発言に北京が猛反発、関係改善ムードが一転緊張へ
Beijing lashes out after UK prime minister calls China a “real national security threat,” derailing recent signs of warming ties
英国のキア・スターマー首相が、中国を「真の国家安全保障上の脅威」と位置付け警戒を呼び掛けたことに対し、中国政府は「根拠のない非難である」と強く反発した。英中関係は修復の兆しを見せていたが、発言をきっかけに再び緊張が高まっている。
スターマー氏は2024年11月、習近平国家主席と会談し、2018年以来となる英中首脳会談が実現した。しかし1日のロンドン市長主催晩餐会で、中国の人権問題を提起し続けると述べた上で「真の安全保障上の脅威」と表明した。
これに対し在英中国大使館は2日、「内政干渉であり断固反対する」と声明。中国の発展は脅威ではないと主張し、スターマー氏の発言は「誤り」であると批判した。(AFP)
ネットの声
中国を「真の脅威」と言っただけでこの反発、図星だからでしょ。
英首相がようやく本音を言い出した感じ。これが普通の感覚だよね。
スパイ問題も香港もあるのに「脅威じゃない」はさすがに無理がある。
経済で付き合いつつ安全保障では距離を取る、これが世界のトレンド化してきた。
「内政問題だから口出すな」は便利ワードすぎる。香港もスパイも全部それで片付けるのか。
ロンドンの巨大中国大使館計画とか、普通に考えて安全保障リスクでしょ。
中国がここまで過敏に反応するってことは、欧州の対中認識が変わるのを一番怖がってる証拠。
日本も他人事じゃない。英国よりよっぽど中国企業・中国人が入り込んでる。
「協力はするけど守りも固める」って線引きを、各国がはっきりさせるタイミングに来てる。
もう「経済のために目をつぶる時代」は終わり。安全保障と人権を無視した対中依存はリスクでしかない。