X、EUの公式アカウント(Account)を停止 巨額制裁金への報復(Revenge)
U.S.-based social media platform X has suspended an official account of the European Union (EU), a move that has sparked ripples across transatlantic relations.
Behind the action lies strong backlash against the EU’s decision to impose massive fines on X for alleged violations of the Digital Services Act (DSA).
米SNS「X(旧Twitter)」が、欧州連合(EU)の公式アカウントを停止したことが明らかになり、欧米間で波紋が広がっている。背景には、EUがデジタルサービス法(DSA)違反を理由に、Xに対して巨額の制裁金を科したことへの強い反発があるとみられている。
EUは、Xの認証制度や広告の透明性、研究者へのデータ提供体制などがDSAに違反しているとして、約1億ユーロを超える制裁金を科した。これに対し、Xのオーナーであるイーロン・マスク氏は「言論の自由への攻撃だ」と強く反発し、EU当局による過剰規制だと批判してきた。

こうした中、XはEU関連の公式アカウントを停止する措置に踏み切った。EU側は不快感を示しつつ、法令に基づく正当な執行だとの立場を崩していない。一方で、X側は制裁が政治的動機によるものだとの見方を示し、対立は決定的となっている。
この問題は単なる企業と規制当局の対立にとどまらず、米国流の言論の自由観と、欧州が重視する「誤情報対策」「透明性規制」の価値観の衝突を象徴するものとなっている。専門家の間では、今後ほかの米テック企業にも同様の圧力が強まる可能性を指摘する声が多く、グローバルなデジタル空間の分断が進むとの懸念も出ている。(引用:The Western Journal、Theverge)

マスク氏「欧州連合は民主主義(人民による統治)ではなく、官僚主義(選出されていない官僚による統治)である!」
The European Union is not DEMOcracy – rule of the people – but rather BUREAUcracy – rule of the unelected bureaucrat!
— Elon Musk (@elonmusk) December 7, 2025
Xのプロダクト責任者、Nikita Bier(ニキータ・ビア)が、EUの広告アカウントを即座に停止(TERMINATED)。「どうやら、あなた方は自分たちのアカウントにはルールが適用されないと考えているようだ」「あなたの広告アカウントは停止された」
JUST IN: X terminates EU Commission ad account for taking advantage of an exploit to “artificially increase its reach.” pic.twitter.com/oyKEf9SEDK
— Watcher.Guru (@WatcherGuru) December 7, 2025

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