育成就労の受け入れ上限「42.6万人」初提示 特定技能と合わせ最大123万人へ
政府は12月23日、技能実習に代わる新制度「育成就労」について、制度開始(令和9年4月)から2年間の受け入れ上限を約42万6千人とする素案を示した。さらに、既存の「特定技能」と合わせ、令和11年3月末までの受け入れ上限を約123万2千人とする方向で、来年1月に閣議決定する方針。
素案では、育成就労の対象17分野ごとに人手不足の見込みを算出し、IT導入による生産性向上や国内人材の確保、特定技能での受け入れ見込み数などを加味した上で、それでも不足する人数を上限とした。
分野別では建設が最多の12万3500人、工業製品製造が11万9700人、飲食料品製造が6万1400人など。最少は林業の500人だった。政府は、今年6月末時点の技能実習在留者数(約44万9千人)をわずかに下回る水準に設定し、制度廃止に伴う受け入れ減少も織り込んだとしている。

また、育成就労からの移行が想定される特定技能1号についても上限を修正し、従来「5年間で82万人」から「80万5700人」へ微減。
技能実習で原則禁止だった転籍(転職)については1~2年働けば同じ業種に限り認め、働きやすい環境整備を進める。
対象分野に物流倉庫や廃棄物処理など3分野を追加した上での下方修正で、当局は分野別の生産性向上策などを理由に挙げている。(引用:産経新聞、読売新聞)
政府は外国人に日本で長く働いてもらえる制度をめざし、育成就労と特定技能を一体的に運用する。両制度の分野をそろえ、在留期間が原則3年の育成就労から、最長5年在留できる特定技能1号、期間の更新に上限のない同2号への移行を後押しする。(朝日新聞)
受け入れ人数は、人手不足の数から生産性向上や国内の人材確保数を差し引いて算出した(FNN)だけ

ネットの声
ついに「上限」出してきたか…規模デカすぎない?
技能実習は上限なし→育成就労は上限あり、ここは評価。
建設12.3万人って…現場は助かる?それとも賃金下がる?
特定技能と合わせて123万人、もう「移民じゃない」は通らんだろ。
分野別に数字出したのは透明化だけど、実態管理できるの?
国内人材確保って言うけど、賃上げ先じゃないのが不安。
物流倉庫や廃棄物処理も追加…人手不足の範囲が広すぎる。
地域の医療・学校・治安コストもセットで議論してほしい。
「生産性向上を見込む」って、結局いつ実現するんだよ問題。
数字だけ先に決めて、制度の穴は後回し…にならないでくれ。
参考記事




