日本保守党、代表代行の有本香氏と実業家の井川意高氏の間でX上で直接的応酬 さらに支持層の分裂を深める結果に
日本保守党の選挙後混乱は、百田尚樹代表の投稿に続いて、代表代行の有本香氏と実業家の井川意高氏の間でX上で直接的な応酬が生じ、さらに支持層の分裂を深める結果となった。
きっかけは2月11日、有本香氏が投稿した内容だった。有本氏は、井川氏をはじめとする党への批判者に対して、以下のように返した。「先生、保守党支援者の加害性をたしなめるご指導に深く感謝しておりますが、願わくば、保守党支援者、特に熱心なボランティアさんの被害性にもお口添えいただけると幸甚です。妨害を受け続ける中、一度だけ言葉荒くなった一人が、『自分のような人間がイメージを悪くした。辞めます』と泣いているのです」この投稿は、選挙後のアドバイスや批判を「加害性」と位置づけ、党側(特にボランティア)の被害を強調する形で書かれていた。
「深く感謝しておりますが」という表現は、表面的な礼儀を取りながら実質的に反論する、皮肉めいたトーンとして受け止められた。これに対し、井川意高氏は同日夜、自身のポストで有本氏の発言を直接引用し、強く批判した。井川氏は「『深く感謝しておりますが、〜』の後にそういうことを書くからよくないと思います。ふつうに日本語の読解力がある人間は『実は納得も感謝もしてない』ことに気づきます」と指摘。
「政敵」を論破するのは構わないが、善意で応援してくれている人間にまで「負けたくない」姿勢を見せるのはいかがなものか、と述べた。さらに「代表もそうですが『非を認めたら死ぬ病』は若者には嫌われます。論理性のある蓮舫としかみなされません」と、百田代表と有本氏の姿勢を「非を認めない頑なさ」と批判した。

このやり取りは瞬く間に拡散され、X上で大きな議論を呼んだ。ネットの反応は全体として井川氏に同調する声が目立ち、有本氏(および党執行部)の対応を「さらに火に油を注いだ」「支援者を傷つける嫌味」とする意見が多かった。
「有本さんは『今こそ冷静で論理的なあなたが場を沈めてほしい』ってタイミングでガソリン撒くんだよな。あれは何なんだろう」「友人と装い、1番辛い時期に後ろからナイフを刺す。……保守党のためというより、自分の意見の正しさに酔いしれてるのが露呈してる」
「頑固ですよね。……全然届いてないようで、途中で見るのやめました」「政策はバリバリの保守なのに党としての体質や寛容の無さはバリバリの左翼なんですよね」
一方で、「もう反応しないでほしい」「支持者を失望させるだけ」「静かに別れましょう」と、両者のやり取り自体を党のイメージダウンにつなげ、早期収束を求める声も上がった。
この有本氏と井川氏の応酬は、百田代表の選挙後投稿から続く一連の騒動を象徴する出来事となった。善意の支援者やボランティアの気持ちを汲み取る姿勢が問われる中、日本保守党は支持層の離反と求心力の低下という深刻な課題を抱えることになった。次期参院選に向けた再起のためには、党執行部のコミュニケーション体質そのものの見直しが避けられない状況である。

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