イスラエルはどのようにして“宇宙からのミサイル”でハメネイを殺害したのか
イスラエルがイランの最高指導者アリー・ハメネイ師を殺害したとされる攻撃の詳細が明らかになった。作戦では、戦闘機から発射された弾道ミサイル「ブルー・スパロー」が使用された。このミサイルは上昇して地球大気圏の外縁に達した後、極めて高速で目標に向かって落下する特性を持ち、防空システムでの迎撃が困難とされる。射程は約1240マイルに及ぶ。
作戦は「オペレーション・エピック・フューリー」の一環として実施された。イスラエル軍関係者によると、当局は事前に軍幹部が週末に帰宅しているかのような情報や写真を公開し、作戦停止を装った。その一方で幹部らは変装して司令部に戻り、攻撃準備を進めたという。
モサドはハメネイ師の警護体制や動きを長期間にわたり監視しており、警備員の配置や到着時刻などの情報を把握していた。現地のカメラ映像などから状況がリアルタイムでテルアビブに送られ、攻撃の最適なタイミングが決定された。
攻撃当日、イスラエルのF-15戦闘機などがイラン時間午前7時半ごろに出撃し、約2時間後にテヘラン中心部のハメネイ師の施設に向けて約30発のミサイルを発射した。攻撃の際には周辺の携帯電話基地局も妨害され、警備側への警告が届かないようにされたという。
イスラエル当局は、この攻撃でハメネイ師のほか40人以上のイラン政権幹部が死亡したと主張している。革命防衛隊司令官モハンマド・パクプールや軍参謀総長アブドルラヒム・ムーサヴィらが含まれるとされる。また、ハメネイ師の家族の一部も死亡したとの報道がある。
イスラエル側は、イランの核開発施設が地下深くに移設されつつあり通常兵器では破壊が難しくなっていることや、弾道ミサイル開発の拡大が攻撃の背景にあったと説明している。今回の作戦は長年にわたる情報収集と準備の末に実行されたものだとしている。(NYP)

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