エプスタイン死亡前夜の看守の不審行動——DOJ新文書が明らかに
米司法省(DOJ)が新たに公開した文書により、2019年8月10日にマンハッタンの連邦拘置所(メトロポリタン矯正センター)でジェフリー・エプスタインが死亡した経緯をめぐる疑惑が改めて浮上している。
看守のトヴァ・ノエルは、エプスタインの遺体が発見される約40分前の午前5時42分と5時52分、「最新のエプスタイン収監情報」とGoogleで2度検索していた。同僚のマイケル・トーマスがエプスタインの遺体を発見したのは午前6時30分のことだった。
さらに注目されるのは金銭面の不審点だ。エプスタインの死亡10日前の7月30日、ノエルの銀行口座に5,000ドルの現金が入金されていた。チェース銀行は同年11月、ノエルの口座への一連の現金入金をFBIに「不審取引報告」として届け出ており、2018年4月以降に計12回の入金が確認されている。2018年12月以降の記録では7回の入金合計額は11,880ドルにのぼる。注目すべきことに、DOJはノエルへの聴取でこれらの入金について一切質問しなかった。また彼女は当時、約6万2,000ドルの新型ランドローバーを所有していた。
勤務態度にも問題があった。エプスタインの死亡前夜、ノエルは家具サイトを閲覧したり居眠りをするなどして、30分ごとに義務付けられている巡回確認を怠っていた。同僚のトーマスもオートバイのサイトを閲覧していたという。
FBIの内部資料では、死亡当夜の監視カメラに映った「謎のオレンジ色の人物」がエプスタインの独居房に近づく様子が確認されており、FBIはこれがノエルである可能性が高いと判断している。
ノエルはエプスタインの死への関与を否定し、Googleで検索した事実も「記憶にない」と述べた。彼女とトーマスは虚偽の記録作成を理由に解雇されたが、刑事訴追は2021年12月に取り下げられた。
公式には「自殺」と結論付けられているエプスタインの死だが、今回の文書公開により、その真相をめぐる疑問はさらに深まっている。(NYP)

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