トランプ次期大統領、米軍立て直しに「戦士委員会」設立へ
トランプ政権移行チームは、指導者として不適格と判断された者の解任を勧告する権限を持つ、退役軍幹部による委員会を設置する大統領令草案を検討している。
Exclusive: The Trump transition team is considering a draft executive order that establishes a board of retired senior military personnel with the power to recommend removals of any deemed unfit for leadership https://t.co/haqenCbQpi
— The Wall Street Journal (@WSJ) November 12, 2024
トランプ次期大統領、米軍見直しに向け「戦士委員会」設立へ — 軍の刷新計画が本格化
「Wokeの将軍」を一掃 — 戦士委員会による軍の審査
Townhollによると、WSJ情報でトランプの政権移行チームは、3つ星および4つ星の将官を対象に、リーダーシップの資質を再評価する大統領令の草案を進めているとのこと。この大統領令が発効すれば、退役将官から成る「戦士委員会」が設置され、問題のある将官の解任が迅速に進められる可能性が高い。
この戦士委員会は、「必要なリーダーシップの資質を欠く」とされる将官を審査し、適格でないと判断された者を30日以内に解任する権限を持つ予定である。特に、アフガニスタン撤退に関与した者や「woke」とみなされる軍指導者の一掃を目指している。
改革の背景 — 国防総省のリーダーシップを再構築
トランプはかねてから、「目覚めた将軍」を解雇し、軍の即応性を犠牲にしてまで多様性を重視するリーダーを排除する意向を表明してきた。今回の計画は、その公約を具体化するものとなる。
トランプ次期大統領は、「軍は国を守り、敵を撃退し、国家安全保障を強化するための存在である。感受性訓練やウォークな政策の時代は終わった」と強調している。この方針は、軍内部の士気を高め、戦略的即応性を取り戻すことを目的としている。
戦士委員会の役割 — 将官の資質を再評価
大統領令の草案によれば、戦士委員会は「指導力、戦略的即応性、軍事的卓越性への取り組み」に焦点を当てた審査基準を確立し、トランプ大統領に推薦書を提出することが求められている。委員会の審査結果に基づき、問題があると判断された将官は、現在の階級のまま退役となる見込みである。