トランプ大統領の言った「秘密」は、マット・ゲイツに関するジョンソン議長との約束だった可能性大
11月15日
トランプ大統領がラリー中に「秘密がある」と言ったことを、マット・ゲイツの司法長官指名と考えましたが👇
どうもその先のマット・ゲイツの「任命」だったようです。アメリカでは、大統領が指名する閣僚(内閣メンバー)の任命には、上院の承認が必要です。
大統領から指名された人物は、上院の委員会で公聴会を受け、指名者の経歴や政策方針について質疑が行われます。その後、上院本会議での投票し、上院本会議で単純多数(過半数)の賛成を得て、正式に任命が承認されます。
マットゲイツはあまりにも過激な言動なために、左派だけでなく、共和党上院議員の中にも任命に反対する議員が一定数おり(wapoの情報だと3人以上)、過半数を取れない可能性があります。
それを回避するためにジョンソン下院議長と話したことが「トランプ大統領の秘密」だと言われています。
トランプはここで何を言っていたのか?
「上院はかなり簡単に取れると思う。そして、我々のちょっとした“秘密”のおかげで、下院でもうまくいくだろう。そうだね?この“秘密”が大きな影響を与えている。実は、ある秘密があるんだが、それは選挙が終わったら教えるよ。上院は簡単に取れるし、我々の秘密で下院でもうまくやれると思う。彼と私はこの秘密を持っていて、その効果が絶大なんだ。選挙が終わったら、その内容を明かすよ。」
What was Trump talking about here? 🤔 pic.twitter.com/rNa5mUPjUe
— Breaking911 (@Breaking911) November 15, 2024
もしあなたが注意深く耳を傾けていたなら、トランプが下院議長のジョンソンとの「秘密」について言及していたのを聞いたかもしれない。
SECRET: If you were listening closely you might have heard Trump mention a ‘secret’ he had with Speaker Johnson. It is abundantly clear that if Trump wants to put his dream team together he’s going to need to make a BUNCH of recess appointments. The Senate is unlikely to agree to… pic.twitter.com/DwpO2BChbV
— @amuse (@amuse) November 14, 2024
明らかに、トランプが自身の「ドリームチーム」を編成したいのであれば、多数の休会任命を行う必要があるだろう。しかし、上院が休会に同意する可能性は低いため、ジョンソンが協力すれば、トランプは両院を休会させる権限を行使できる。これがトランプが言及していた「秘密」なのだろうか?
• 大統領には、下院と上院が休会の時期について意見が対立した場合、両院を休会させる権限がある。この権限はこれまで一度も行使されたことがなく、ほとんどテストされていない。以下はその条件の簡単な要約である。
必要な条件
1. 一方の院が休会を求める:一方の議会(この場合は下院、議長はジョンソン)が正式に休会を求める。
2. もう一方の院がこれに同意しない:もう一方の院(このシナリオでは上院)がこの要求に同意しない場合、この条件が満たされる。これにより、大統領が両院の意見の対立を解決するために両院を休会させる道が開かれる。
大統領の休会任命権
• 議会が休会している間に、大統領は憲法第2条第2節に基づき「休会任命」を行うことができる。これにより、上院の承認を経ることなく、トランプは自身の希望する内閣メンバーを任命することが可能となる。
休会任命の有効期間は最長2年
大統領が議会が休会中の間に上院の承認を経ずに連邦政府の高官や閣僚を一時的に任命できる休会任命という権限を持つ。
1. 上院が休会中の際、大統領は上院の「助言と同意」を得ることなく任命を行うことができる。
2. 任命された人の任期は、次の上院会期が始まるまで有効。
例えば、トランプ大統領が就任する2024年1月に休会任命が行われた場合
• 第119会期が2025年1月に始まり、2026年12月に終了する。
• よって、この場合、任命は2026年12月まで有効となるため、最長でほぼ2年間継続可能。