イーロン・マスク氏とトランプ大統領の法律顧問が大げんか ― 閣僚人事が報道機関にリーク

政治

2024/11/19

トランプ政権移行チームで内紛激化、マスク氏と側近エプシュテイン氏が激論

11月19日

gatewaypundit、dailybeast、axiosによれば、トランプ政権の移行チームで、人事を巡る対立と情報漏洩問題が深刻化している。先週、マール・ア・ラーゴで行われた会議では、イーロン・マスク氏とトランプ大統領の側近であるボリス・エプシュテイン氏が激論を交わし、両者の緊張が一気に表面化した。マスク氏は、エプシュテイン氏が閣僚人事に関する情報をメディアに漏洩したと非難し、一方でエプシュテイン氏はこれを強く否定した。

内部リークは、司法長官候補のマット・ゲーツ氏や国防長官候補のピート・ヘグゼス氏に関するものが中心であり、特にヘグゼス氏は偽の主張やスキャンダルの標的とされてきた。ヴァニティ・フェア誌やMSNBCなどの報道では、ヘグゼス氏が過去の不倫疑惑や口止め料を支払ったとの情報が取り上げられたが、これらが政権移行チーム内部から漏洩した可能性があるとされる。

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さらに、マスク氏とエプシュテイン氏の対立は、財務長官候補を巡る争いでも顕著だった。マスク氏は、ヘッジファンドマネージャーのスコット・ベセント氏ではなく、移行委員長のハワード・ラトニック氏を推しており、これがエプシュテイン氏の反発を招いたと報じられている。トランプ大統領自身も、ラトニック氏が自身の利益のために移行チームを操作しているのではないかと疑念を抱き、不満を募らせているという。

こうした一連の対立と混乱は、トランプ陣営内部の緊張をさらに高めており、政権移行プロセスに影を落としている。特に、マスク氏とエプシュテイン氏の争いがトランプ氏の判断にどのような影響を与えるのか、今後の展開が注目されている。