石破自民に保守派の突き上げ――自民党内の不満噴出
12月21日
石破茂首相が率いる政権に対し、自民党内の保守派から厳しい批判が相次いでいる。特に、党執行部が10月の衆院選で派閥の政治資金問題に関与した議員を非公認とする対応に対し、不満の声が高まっている。
日経新聞によれば、元経済産業相の西村康稔氏は、20日発売の月刊誌「Hanada」のインタビューで執行部の対応を批判。「一度区切りを付けたにもかかわらず、世論の風向きを見て追加処分を科すようでは、この問題は永遠に終わらない」と指摘。落選した議員たちの「恨み節は非常に強い」と述べ、自身も党員資格停止処分を受け無所属で当選した背景を踏まえ、党内の分裂に警鐘を鳴らした。また、西村氏は将来的な首相就任への意欲を表明し、「志を同じくする仲間と政策を練り上げ、力強いメッセージを発信していきたい」と語った。
また、時事通信によれば、自民党の高市早苗元政調会長も同誌のインタビューで、党執行部が派閥裏金問題を理由に一部候補を非公認としたことを「とんでもなくひどい話だ」と批判。「自ら不記載の問題を選挙の主要争点にしてしまった」と述べ、選挙戦略に疑問を呈した。また、石破首相の所信表明演説について「新たに何をなさりたいのかが見えてこなかった」と述べ、「防災庁の創設構想だけは分かったが、それだけでは足りない」と指摘した。
党内の批判が高まる中、これが自民党内の「ガス抜き」にとどまらず、実質的な政策議論や党改革につながるかが注目されている。保守派の動きが石破政権の基盤を揺るがす可能性がある一方、これをテコに党内の求心力を高めることができるかどうか、今後の展開が焦点となる。
ネットの声
門田隆将氏「Hanadaで高市早苗氏が不記載議員の一部を先の衆院選で非公認とした事に「とんでもなくひどい話だ。最もやってはならない事。自ら不記載の問題を選挙の主要争点にしてしまった。所信表明演説も新たに何をなさりたいのか見えてこなかった」と痛烈批判。石破降ろしの号砲は鳴った」
• 機は熟した!年末から来年前半にかけて、石破降ろしに攻勢を仕掛けるときだ。
• できればトランプ就任前に総理交代劇を見たい!年明けに大きな変化を期待しています。
• 高市さん、石破なんてぶっ潰せ!安倍元総理の思いを受け継いで、美しい日本を実現してほしい。
• 高市さん、小野田さんは離党した方が良いと思いますね。今の自民党はもう終わっている。
• 執拗な安倍派潰しにしか見えない。自民党のやり方はおかしい。
• 高市さんには減税にも言及して欲しい。それがなければガス抜きで終わるだけ。
• 自民党保守勢は自ら情報発信していかないと終わる。SNSで積極的に意見を伝えるべき。
• 予算成立を待っていたのか。タイミングを見計らった動きだ。
• 自民党内部での派閥争いは国民不在。国民民主党の躍進こそ民意の結果だ。
• どうせ、言うだけでしょ。次は岸田なんじゃないの?今の自民党には期待できない。