米海軍、DeepSeekの使用を禁止　ユーザーのデータを中国のサーバーに保存しているとの懸念

中国

2025/1/29

米海軍、中国製AI「DeepSeek」の使用を制限

米海軍は「潜在的なセキュリティと倫理上の懸念」を理由に、隊員に対し「いかなる立場でも」DeepSeekを使用しないよう警告を発した。

この警告は、中国の人工知能スタートアップ企業に関する話題がテクノロジー業界全体で高まりつつある中で発せられた。

メールでは、チームメンバー全員に、DeepSeek を「仕事関連のタスクや個人的な用途に」使用しないよう指示した。

CNBC、NYPによれば米海軍は、中国製AIチャットボット「DeepSeek」の使用について、セキュリティおよび倫理的リスクを理由に、全職員に対し業務および個人利用の両面で使用を控えるよう指示した。

DeepSeekは、米国のAI技術に匹敵する性能を持ち、特にオープンソースモデル「R1」は、OpenAIの製品と同等の性能を持ちながら低コストで開発されたと報じられている。しかし、DeepSeekの急速な普及に伴い、米国内では同アプリが米国ユーザーのデータを中国のサーバーに保存しているとの懸念が高まっている。

このような状況を受け、米海軍はDeepSeekの使用を制限する措置を講じた。今後、政府機関や軍関係者の間で、さらなる規制が強化される可能性がある。