マスク氏、米国際開発庁は「犯罪組織」「狂人が運営」
イーロン・マスク氏は、米国際開発庁(USAID)を「犯罪組織」と非難し、ドナルド・トランプ大統領も同庁の指導者を「過激な狂人」と呼び、USAIDの存続を検討していると述べた。
この動きは、政府部門の改革と無駄遣いの削減を目指すトランプ政権の一環として、マスク氏に前例のない権限を与えるものとなっている。USAIDは独立機関として年間428億ドルの予算を管理し、人道支援や開発援助を行っている。しかし、トランプ政権はUSAIDを国務省に統合することを検討しており、組織の独立性が脅かされている。
マスク氏は、USAIDが納税者の資金を使ってCOVID-19を含む生物兵器の研究を行い、数百万人の命を奪ったと主張している。(事実通信)
USAIDの疑惑
1. 資金の不正使用や汚職の疑惑:USAIDは、過去に資金の不正使用や汚職に関与しているとの批判を受けてきた。例えば、アフガニスタンへの援助資金の約40%が、契約の過程でドナー国に戻っている。 
2. 政治的介入や政権転覆活動への関与:USAIDは、キューバでの「ZunZuneo」計画など、他国の政治体制に干渉する活動に関与していたとされている。この計画では、キューバ政府に対する反体制運動を促進するためのソーシャルネットワークを秘密裏に構築していた。 
3. 強制的な人口抑制政策への関与:1990年代、ペルーで約30万人の先住民女性が強制的に不妊手術を受けさせられる事件があり、USAIDがこの政策を支援していたとの指摘がある。
マスク氏「USAIDが、あなたの税金を使って、何百万人もの人々を殺したCOVID-19を含む生物兵器の研究に資金を提供していたことをご存知だろうか?」
USAIDはエコヘルス・アライアンスに5,300万ドルを流し、エコヘルス・アライアンスは武漢の研究所でコロナウイルスの機能獲得研究を支援するために米国の税金を使った。 COVID-19の起源に関するCIAのごまかしは、より明確になった。
Did you know that USAID, using YOUR tax dollars, funded bioweapon research, including COVID-19, that killed millions of people? https://t.co/YVwyKA7ifs
— Elon Musk (@elonmusk) February 2, 2025
USAIDは5,300万ドルをEcoHealth Allianceに流用し、同団体は米国の納税者資金を用いて武漢研究所でのコロナウイルスの機能獲得研究(gain-of-function research)を支援した。この研究はCOVID-19の創出につながった可能性が高い。
CIAがCOVID-19の起源について欺瞞を続けてきた理由は、USAIDが長年にわたりCIAの隠れ蓑として機能してきたことを考慮すれば明白である。
USAIDは年間予算500億ドル以上を持ち、100カ国以上で活動しているが、これまでに何度も諜報活動との関与が指摘されてきた。元USAID長官ジョン・ギリガンは、かつて「USAIDはCIAの人間に完全に浸透されていた」と認め、「我々の海外活動のあらゆる分野——政府、ボランティア、宗教団体——に工作員を送り込む計画だった」と説明している。
2013年には、WikiLeaksが公表した米国の外交公電により、USAIDがベネズエラ政府を弱体化させる戦略を担っていたことが明らかになった。この戦略には「チャベスの政治基盤への浸透」「チャビスタ派の分断」「チャベスの国際的孤立」が含まれていた。
2014年には、AP通信がUSAIDがキューバで反乱を煽るためにTwitterのようなプラットフォームを作成し資金提供していたことを暴露した。
さらに、ハイチ、ウクライナ、エジプトなどでのクーデターにUSAIDの資金が関与していたとの指摘もある。
2009年から2019年にかけて、USAIDはEcoHealth AllianceとPREDICTプログラムで提携し、
• 1,200の新たなウイルスを特定、• 5,000人を疾病検出の訓練、• 60の研究所を強化
この提携により、CIAは世界中の生物研究施設に自らの工作員を送り込み、資金や技術提供と引き換えに影響力を確保するルートを確立した。
2022年には、EcoHealth Allianceの元副社長アンドリュー・ハフ博士が、ピーター・ダザック博士のCIAとのつながりを公に暴露した。
CIAはCOVID-19の起源について米国民に嘘をついた。もし真実を認めれば、USAIDを経由して武漢研究所の機能獲得研究に納税者資金を流していたという自らの関与が露呈してしまうからだ。