20年間でインフルエンザワクチン接種率が15%から65%に上昇したにもかかわらず、死亡数は増え続けた
約20年前、CBSはインフルエンザ予防接種に関する特集を放送し、衝撃的な事実を明らかにした。それは、高齢者のインフルエンザワクチン接種率が15%から65%に上昇したにもかかわらず、インフルエンザによる死亡数は増え続けていたということだった。
NIH(米国国立衛生研究所)の科学者たちは、この結果に衝撃を受けた。彼らは他の要因が「ワクチンの真の効果を覆い隠している」と考えた。しかし、どれだけデータを解析しても結果は変わらず、「インフルエンザワクチンは高齢者の死亡数を減らしていなかった」とシャリル・アトキソン氏は報告している。
他の国々でも調査が行われたが、オーストラリア、フランス、カナダ、イギリスでも「同様に効果は乏しかった」という結果だった。

しかしCDCは失敗を認める代わりに、さらにワクチン接種を推進し続けた。それだけでなく、「子供に接種することでおばあちゃんを守る」という遠回しな戦略に転換した。

This might blow your mind.
Nearly 20 years ago, CBS aired a segment on the flu shot, revealing a shocking truth: despite flu shot uptake among seniors rising from 15% to 65%, flu deaths kept going up.
NIH scientists were devastated. This was not the result they were hoping to… pic.twitter.com/K7xbjE8j8U
— The Vigilant Fox 🦊 (@VigilantFox) March 12, 2025

これは衝撃的な内容かもしれません。CBSが20年前に放送したレポートによると、インフルエンザワクチンに関して驚きの事実が明らかになったのです。20年間で高齢者のインフルエンザワクチン接種率は15%から65%に急増しました。普通なら、接種率が上がれば高齢者のインフルエンザによる死亡数は大きく減少するはずですよね?
ところが、実際には高齢者のインフルエンザ死亡数は増え続けていたのです。信じがたい結果に、NIH(米国国立衛生研究所)の研究者たちはさらなる調査に乗り出しました。しかし、この研究結果は抑え込まれ、埋もれてしまったとされています。ところが、CBSがこの研究に関する情報を入手し、次のような事実が判明しました。

どれだけ様々な要因を考慮してデータを分析しても、結果は同じ。「インフルエンザワクチンは高齢者の死亡数を減らしていなかった」のです。これは保健当局が期待していた結果ではありません。NIHはこの研究の主任著者とのインタビューを拒否。しかし、唯一NIHに所属していなかった共著者、トム・レアー博士に話を聞くことができました。
レアー博士は「この研究でワクチンの効果が証明されると思っていたが、結果は全く予想外だった」と語りました。「何度もデータを確認しました」とも言っています。
さらに他国のデータも調査されましたが、オーストラリア、フランス、カナダ、イギリスでも同様の結果が得られたとのこと。数十年にわたる高齢者へのワクチン推奨と、莫大な費用にもかかわらず、期待した効果は得られなかったのです。

それでもCDC(米国疾病予防管理センター)は政策を変更せず、代わりに「高齢者の周囲にいる子どもや他の人々に接種させて高齢者を守る」という戦略に移行したそうです。つまり、直接リスクが低い人にまで接種を促し、間接的に高齢者を守ろうとしたわけです。
この戦略は2006年当時にすでに行われており、COVID-19パンデミック時にも同様のことが繰り返されました。効果が証明されていないにもかかわらず、「おばあちゃんを守るために子どもにワクチンを」という論理で接種を推進したのです。
20年前にこのような「失敗」をしていたのに、再び同じ過ちを犯すというのは、もはや単なるミスでは済まされないのではないでしょうか。

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