日本保守党・百田尚樹氏、岡山で街頭演説「国民から搾り取る政治を終わらせる」
4月13日
日本保守党は岡山で初の街頭演説を行い、代表の百田尚樹氏が登壇した。雨と風の悪天候にもかかわらず、1000人を超える聴衆が集まり、熱心に耳を傾けた。国民への恩返しと日本再生への決意を語り、聴衆から拍手が沸き起こった。
百田氏は、政府が国民から過剰に税金を徴収し、それを再分配する政策に疑問を呈した。パート主婦やアルバイト学生が直面する「103万円の壁」を例に挙げ、この壁を超えると税金が課され、働く意欲が削がれると指摘。壁の撤廃を求める声が過去に潰されてきたと批判した。
また、ガソリン価格の高騰が食品や製品の値上がりに直結していると主張。政府がガソリン価格を下げるのではなく補助金を出す方針に対し、「価格を下げれば済む話だ」と切り捨て、国民から取ることばかり考える政府の姿勢を問題視した。

百田氏は、国会議員の給与が30年間で上昇し続けている一方、一般国民の給料が上がっていない現状を強調。国会議員が税金で賄われる高額な年収、秘書3人分の給与、新幹線グリーン車の無料利用、議員宿舎の提供といった特権を享受していると指摘した。
これらの特権が、議員たちを「国民や国益よりも自己保身や選挙にしか関心がない存在」に変えると批判。自民党議員の約5割が世襲である現状を問題視し、「国民のための政治ではなく、自分の家族のための政治になっている」と訴え、「こんな政治家は全員首だ」と厳しく断じた。
百田氏は、現在の政府の姿勢を江戸時代の「油は絞れるだけ絞れ」という搾取の思想になぞらえ、「国民を搾取の対象としか見ていない」と批判。国民がもっと幸せになる権利があるにもかかわらず、政府がそれを阻害していると訴えた。

経済的に成功していると語る百田氏は、「金は持っていけない」と述べ、自身の目的が金銭ではなく日本への恩返しであることを強調した。日本で生まれ育ち、ベストセラー作家として3回成功した経験から、立法を通じて国に貢献したいとの思いで日本保守党を立ち上げたと説明。
党のメンバーである有本香氏や島田洋一氏らも同じ志を持つ仲間だと紹介し、「日本は世界最高の国であり、国民はもっと幸せになる権利がある」と訴えた。
百田氏は、日本人は真面目で誠実、他者を思いやる素晴らしい民族だと述べ、「こんな素晴らしい国だからこそ、国民はもっと幸せになるべきだ」と語った。ソース:タケノコチャンネル
