トランプ大統領の仲介により、インドとパキスタンが完全停戦に合意／トランプ大統領「両国の常識と知性に祝意を表する」

政治

2025/5/10

トランプ大統領の仲介により、インドとパキスタンが即時かつ完全な停戦に合意

5月10日

AP、WSJ、Timeによると、2025年5月10日、インドとパキスタンは、アメリカ合衆国の仲介による協議の末、即時かつ完全な停戦に合意した。この発表は、ドナルド・トランプ大統領が自身のSNS「Truth Social」で行い、両国の賢明な判断と高度な知性を称賛した。

この停戦は、4月22日にインド領カシミールのパハルガームで発生した観光客を標的としたテロ攻撃に端を発する一連の軍事的緊張の高まりを受けたものである。インドはこの攻撃の背後にパキスタンが関与していると非難し、報復として「シンドゥール作戦」を実施した。これに対し、パキスタンは「ブニヤン・ウル・マルスース作戦」と称する軍事行動を展開し、両国間でミサイルやドローンによる攻撃が応酬された。

アメリカのマルコ・ルビオ国務長官とJD・ヴァンス副大統領は、両国の首脳や軍幹部と直接交渉を行い、停戦合意に向けた調整を行った。両国は、現地時間の5月10日午後5時をもって、陸海空すべての軍事行動を停止することで合意した。

この停戦は、両国が核兵器を保有する中での軍事的対立が激化し、国際社会が懸念を示す中で実現したものであり、アメリカの外交的影響力を示す成果とされる。今後、両国は中立地での包括的な協議を開始する予定である。