ロイターが江藤農相の「米を買ったことがない発言」を世界に発信ー石破政権支持率が過去最低に追い討ちと報道
Japan’s farm minister Taku Eto apologized after saying he has ‘never had to buy rice’ thanks to gifts from supporters, angering consumers grappling with sky-high prices of the staple food https://t.co/J9MZtH7y3W
— Reuters (@Reuters) May 19, 2025

江藤拓農林水産大臣が「米を買ったことは一度もない」と発言した問題が、国内にとどまらず国際的な注目を集めている。発言は5月18日に佐賀市で開かれた自民党の政治資金パーティーでなされたもので、物価高騰に直面する国民の怒りを買い、江藤氏は19日、記者団の前で謝罪と釈明に追い込まれた。
この問題発言は、共同通信による報道をきっかけに他メディアでも広く取り上げられ、SNSでは「庶民感覚がなさすぎる」「今すぐ辞任すべきだ」といった厳しい声が続出。「支援者からもらうので売るほどある」という江藤氏の発言に対しては、「苦しむ国民をあざ笑っているのか」と非難が集中した。

江藤氏はその後のぶら下がり取材で「玄米の流通促進を意図しており、誇張してしまった」「妻に電話で叱られた」と釈明しつつも、辞任の意向には明言を避けた。
この騒動を受け、ロイター通信が同発言とその波紋を世界に向けて報道。記事では「日本の農相が、米の価格高騰に苦しむ国民感情を逆撫でする発言をした」とし、SNS上での怒りの反応と、政権への影響について詳しく伝えた。ロイターの国際配信により、問題は国内政治の枠を超え、日本の政治指導層の認識に対する国際的な疑問すら呼び起こしている。
今回の失言は、7月に控える参院選を前に、石破茂首相率いる自民党にとって致命的なダメージとなりつつある。共同通信の直近の世論調査では、石破内閣の支持率は過去最低の27.4%を記録。さらに、米価高騰への政府の対応に9割近い有権者が「不満」と回答しており、政権への信頼低下が鮮明になっている。
SNS上では「辞任でしか責任は取れない」「発言の軽さは政権全体の象徴」といった声が日々拡散されており、石破政権の求心力低下はもはや避けられない情勢となっている。

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