参院和歌山選挙区、保守分裂で自民劣勢 無所属・望月氏が優位 鶴保氏の失言も逆風
7月15日
産経新聞、MBS、毎日新聞などによると、7月20日投開票の参議院選挙に向け、和歌山選挙区(改選数1)で激しい保守分裂選挙が展開されている。産経新聞やJNNなど複数の情勢調査によれば、自民党は苦戦を強いられ、無所属の望月義弘氏が優位に立つ展開となっている。
和歌山選挙区では7名が立候補しており、事実上の一騎打ちは保守系無所属・望月氏と、自民新人・二階俊樹氏の争いとなっている。望月氏は前和歌山市長で、自民党前参院幹事長・世耕弘成氏の支援を受け、自民支持層の4割強と、公明党支持層の7割を取り込んでリードしている。

一方、自民公認の二階俊樹氏は、元自民幹事長の二階俊博氏の三男であり、党内の公認争いでは望月氏に勝利したものの、保守分裂の影響で支持層をまとめきれていない。情勢調査では、自民支持層の4割、公明支持層の1割強にとどまり、望月氏を追う形となっている。
また、参院議員である鶴保庸介氏の「震災で運が良かった」発言が炎上し、地元和歌山での自民党への逆風がさらに強まっているとの見方もある。与党にとって関西圏は全体的に厳しい戦いとなっており、和歌山も例外ではない。
選挙終盤に向けて巻き返しを図る自民と、地元基盤を武器に支持を広げる望月氏の争いは、保守地盤和歌山における今後の政局の行方を占う重要な選挙となっている。

ネットの声
・自民保守派と左派の代理戦争、ここで負けたら日本の保守は終わるぞ。望月がんばれ!
・二階俊博の遺産なんかいらん。世襲とか時代錯誤すぎる。
・和歌山で自民が負けるのは当然。保守を名乗ってやってることは利権まみれ。
・望月さんのほうがよっぽど筋が通ってる。自民の偽装保守にはうんざり。
・二階俊博も終わった人間だけど、息子を出すとか有権者なめすぎ。
・世襲やめろ自民党!国民は政治家の家系図で投票してるんじゃない!
・もう自民は「保守」の看板下ろすべき。真の保守は望月さんのような人だよ。
・保守分裂って言うけど、分裂させたのは自民の中の左派だろ?
・鶴保の失言も含めて、自民は地元民の声を完全に無視してるよね。
・自民党の「世襲リスト」見るたびに、日本政治の病巣を感じる。そろそろ変えよう。

参考記事


(画像:自民党)