石破が5500億ドル支援表明した「Gaviワクチンアライアンス」は、米政権が「非科学的」と資金を凍結している
NHKによると、石破茂は19日、マイクロソフト創業者で大富豪のビル・ゲイツ氏と首相官邸で約30分間会談し、世界の保健課題について意見を交わした。
ゲイツは日本の技術革新を評価し、それをアフリカの健康改善に活用できると述べた。石破首相は会談で、ワクチン普及を推進する「Gaviワクチンアライアンス」に今後5年間で5億5000万ドル(約810億円)の支援を行う考えを伝え、公明党の斉藤代表がこれを明らかにした。
ゲイツは自身の財団を通じて国際的な予防接種事業を支援し、Gaviの活動に注力している。一方、アメリカではGaviを巡って批判が高まっている。トランプ政権の下で保健政策に関与するロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFK Jr.)は、6月にGaviへの米国の全資金提供を凍結した。

RFK Jr.は演説で、GaviとWHOが新型コロナのパンデミック時にSNS企業へ異論封じを促したと批判。さらに、妊婦へのワクチン接種推奨や途上国でのDTPワクチン推進を問題視した。2017年に発表された国際的研究では、DTPワクチンを接種した女児は未接種に比べ全死因死亡率が10倍に達すると報告されており、科学的議論を無視して推進を続けるGaviの姿勢を強く非難している。
RFK Jr.は「Gaviは科学を広報上の問題として扱い、患者の安全を軽視してきた」と断じ、2001年以来米国が拠出した80億ドルの正当性を問い直したうえで「追加資金は拠出しない」と明言した。成功は「ワクチンの数」ではなく「全体的な健康への効果」で測るべきだと訴え、「従来型の不透明な政策決定は終わりだ」と強調した。
石破政権が進めるGaviへの多額支援は、国内でのワクチン被害懸念を拡大させるだけでなく、資金提供を凍結した米国との間に深刻な摩擦を生む可能性が高い。ワクチン安全性をめぐる国際的な議論の中で、日本政府の姿勢は厳しい批判にさらされるのは必至。

RFK Jr.、ビル・ゲイツが共同設立したワクチン連盟グループGAVIへの米国の全資金提供を凍結
「RFK Jr.はワクチンの安全性問題に対処する際、GAVIが患者の健康よりも広報を優先していると批判し、GAVIがそのアプローチを変え、安全で信頼できることを証明するまで、米国は同組織に1セントも拠出しないと述べている」
KABOOM! 💥 💥💣💣
🚨 #BREAKING: RFK Jr. Freezes All US Funding to GAVI, the Vaccine Alliance Group Co-founded by Bill Gates
– Gavi, the Vaccine Alliance, has received significant funding from the Bill & Melinda Gates Foundation, totaling $4.1 billion since its inception in… pic.twitter.com/Bi9wv225Vy
— MJTruthUltra (@MJTruthUltra) June 25, 2025

参考記事

