オバマ司法省、クリントン訴追を妨害
9月30日
オバマ政権下の司法省がヒラリー・クリントン元国務長官のメール問題を巡り、FBIに「重大な過失」の条項を適用しないよう指示していたことが明らかになった。非公開証言で元FBI弁護士リサ・ペイジが議会に証言し、司法省が訴追方針を事実上制限していたことを認めた。
合衆国法典18編793条に基づく追及を避けるよう促されたという。これは2016年7月に当時のコミーFBI長官が「調査は独立して行われた」と国民に説明した内容と矛盾している。共和党議員は、公開された証言が二重基準を示すものであり、クリントンが特別扱いを受けたと批判。
さらに、内部資料「ミッドイヤー試験」には「司法省は重大な過失での起訴を望まない」と明記されていた。こうした証言を受け、トランプ大統領は「司法省は壊れた腐敗した機関だった」とXに投稿。加えて、ペイジは特別検察官モラーが任命された時点でも「ロシア共謀は未証明だった」と証言し、これまでの報道を裏付けた。
CIAジョン・ラトクリフ長官は「リサ・ペイジは宣誓の下で私に、FBIがオバマ司法省からヒラリー・クリントンの機密情報の取り扱いにおける重大な過失で起訴することを検討しないよう命じられたと確認した。」と述べた。
CIA John Ratcliffe: “Lisa Page confirmed to me under oath that the FBI was ordered by the Obama DOJ not to consider charging Hillary Clinton for gross negligence in the handling of classified information.” pic.twitter.com/4JC7xDRBFR
— JOSH DUNLAP (@JDunlap1974) September 30, 2025

FOX、ブレット・ベイヤー:今夜は、オバマ政権の司法省がヒラリー・クリントンのメール調査に関して、連邦検察官に何をすべきで何をすべきでないか命じた件について、キャサリン・ヘリッジ主任情報記者が、議会での宣誓証言に基づき、内部関係者の発言を伝える。
記者:昨年夏の非公開証言で、元FBI弁護士リサ・ペイジは、オバマ政権の司法省が、クリントン氏による機密情報の扱いに関して「重大な過失」の条項を適用しないようFBIに助言したと証言した。
元連邦検事で共和党下院議員のジョン・ラトクリフは、合衆国法典第18編793条について質問を主導した。ラトクリフが「司法省が“重大な過失では起訴しない、我々が検察だからだ”と言ったように聞こえる」と指摘すると、ペイジは遮って「その通りです」と答えた。

この証言は、2016年7月にジェームズ・コミーFBI長官(当時)がクリントン氏に対する刑事訴追を見送ると勧告した声明と矛盾している。
コミー:「アメリカ国民に保証できるのは、この調査が正直かつ有能に、独立して行われたということです。外部からの影響は一切ありませんでした。」
記者:共和党主導の下院監視・司法委員会の調査は1月に終了した。しかし民主党が多数派を握った後、委員会の共和党幹部がペイジ証言の記録を公開した。
共和党議員「公開された記録は二重基準を示している。ヒラリー・クリントンは当初、起訴される懸念があったが、ロレッタ・リンチ司法長官の下で“それは起こらない”と明確にされた」

記者:その証拠は、クリントン事件を担当した連邦捜査官が作成した「ミッドイヤー試験」と呼ばれる内部資料から出てきた。FOXニュースが確認したところ、その資料には起訴可能な連邦法が列挙されており、「重大な過失」の横には「司法省はこれで起訴する意思なし」との注記があった。さらに「既知の事例は軍で、被告が情報を紛失した場合のみ」と記されていた。
ペイジ証言を受け、大統領は「この記録は、オバマ政権の司法省が壊れた腐敗した機関だったことを如実に示している」とXに投稿した。
さらにペイジ証言は、特別検察官ロバート・モラーが任命された時点でも「ロシア共謀は証明されていなかった」と認めており、FOXニュースの以前の報道を裏付けている。

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