ピアーズ・モーガン、ジョコビッチに謝罪「私は間違っていた」 ワクチン騒動から3年、両者が語った“自由と尊重”
英司会者ピアーズ・モーガン氏が、ノバク・ジョコビッチ選手に公の場で謝罪した。モーガン氏は「私はあの時、あなたを過剰に批判した」と述べ、2022年の全豪オープンを巡る“ワクチン騒動”でジョコビッチを非難した過去を振り返った。
報道を鵜呑みにし、ワクチン未接種のまま特例入国を試みたと断定していたことを悔やみ、「情報が出そろった今、あなたがルール違反をしていなかったこと、政治的判断で追放されたことを理解した。
あの時の言葉を謝罪する」と語った。モーガン氏は自身も身近な人をコロナで失った経験から、当時は感情的になっていたと明かし、「言葉のスフレを泡立てすぎた」とユーモアを交えて反省した。

ジョコビッチ選手は「その言葉をありがたく受け取る」と応じ、「あの時は世界中が緊急事態で、皆が地獄を味わった」と振り返った。
その上で、「私は反ワクチンでも推進派でもない。自由な選択を尊重すべきだ」と強調。自らの体を大切にするアスリートとして「自分は誰の脅威にもならない」と判断していたと説明した。「私は2、3回コロナに感染し、抗体も持っていた」とも述べ、科学的理解に基づいた決断だったと語った。
最後にジョコビッチは「あなたの言葉は、あなたがどんな人かを物語っている」とモーガン氏に感謝を伝え、両者は握手を交わした。3年越しの誤解とわだかまりが、ようやく解かれた瞬間だった。(引用:Piers Morgan Uncensored)

「あなたが巻き込まれたCOVIDスキャンダルについて、私はあなたに対して非常に批判的でした。お詫びします」
モーガンはジョコビッチが全豪オープンから追放されることが決定した際に喜びを表した。
「COVID規則の不正行為者、入国フォームの嘘つき、そして反ワクチン派のアイコンであるノバク・ジョコビッチが国外退去に対する最終上訴を敗訴し、全豪オープンに出場できずにオーストラリアから追放されます。良いことです」と彼は当時述べた。
NEW: Piers Morgan apologizes to tennis star Novak Djokovic for previously criticizing him for not getting the COVID-19 vaccination.
“I’m going to start by making an apology.”
“And it’s for this. I was very censorious about you over the COVID scandal that you got caught… pic.twitter.com/tOe7fMoxF4
— Collin Rugg (@CollinRugg) November 11, 2025

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