米軍のベネズエラ沿岸攻撃で麻薬交易都市が壊滅 一帯経済「完全死」:住民「何もかも死んだ」
Trump Military Strikes Decimate Drug-Filled Venezuelan City, Collapses Its Economy Completely: ‘Everything Is… Dead’
2025年11月29日、Donald J. Trump 米大統領が命じた米軍の対麻薬船舶攻撃により、ベネズエラ北東部スクリ州の港湾都市 Güiria が大打撃を受けた。Güiria はこれまで密輸・麻薬取引や非公式貿易に大きく依存していたが、攻撃後、住民や商店主の話として「船が一艘も出なくなり、金の流れが完全に止まった」「市場での売買は政府の支給金があるときだけ」と経済活動の停止を報告している。
港を出入りするスピードボートなどが攻撃対象とされた結果、麻薬や密輸品だけでなく、トリニダード・トバゴとの間で行われていた食品や日用品などの密貿易も停止。地元住民は「Everything is… dead(すべてが死んだ)」と表現する。

また、攻撃後から治安当局の増派と情報機関による広範な監視・捜査が始まり、住民は恐怖と沈黙に包まれている。匿名を条件に語るある住民は、「どこにでも政府の工作員がいる。誰も安心して話せない」と述べたという。
一連の攻撃は、2025年9月以降、米軍がカリブ海および東太平洋域で麻薬密輸船舶に対する空爆および撃沈作戦を展開している中で実施されたもの。これまでに少なくとも80人以上が死亡すると報告されており、関係当局はこれらを「麻薬密輸カルテルおよびテロ組織への攻撃」と位置づけている。
ホワイトハウスはこれら作戦について、麻薬密輸による国内への乱用防止と国境安全保障の強化の一環だと主張。トランプ政権は、対象を麻薬密輸だけでなく、麻薬を巡る“ナルコテロ”拡大の危機と位置づけ、「必要なら今後陸上作戦も辞さない」と警告している。(引用:The Western Journal/Reuters)

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