高市首相が与党に“喝” 定数削減法案で維新が連立離脱も辞さぬ構え、自民が土壇場で譲歩
Takaichi PM Slams Ruling Party Amid Electoral Reform Standoff — LDP Makes Last-Minute Concessions as Ishin Threatens to Quit Coalition
ジャーナリストの須田慎一郎氏は4日、MBS番組で、与党の衆院定数削減法案の舞台裏について解説し、日本維新の会が「これが実現できなければ連立与党離脱も覚悟していた」と語った。高市総理がその本気度をようやく危機感をもって受け止めたのは、先週末だったという。
須田氏によれば、11月28日(金)、高市首相は官邸に自民党の鈴木幹事長と萩生田幹事長代行を呼びつけ、定数削減法案を「しっかりやるように」とかなり強い調子で指示した。これを受けて、30日(日)になってようやく自民側が慌ただしく動き始め、日本維新の会の遠藤国対委員長らと極秘に会合を持ち、落としどころの模索に入ったという。
最大の焦点は、維新が求めてきた「1年協議して結論が出なければ比例50削減」の自動ルールだった。中小政党が総反発し、現実性を欠くとして、自民側は修正案として「小選挙区25・比例20」の削減を自動発動させる案を提示。これにより、自民と維新の間でようやく決着の方向が見えてきたとされる。

一方、自民党内では政調審議会で反対論が噴出した。岩屋毅元外相や河野太郎氏らが強く異論を唱えたが、ここで採決すれば党が割れかねないとの判断から、最終的には加藤勝信・政治制度改革本部長への「一任」で押し切る形となった。河野氏は会合を欠席し、岩屋氏は途中退席するなど、火種は残ったままである。
須田氏は、維新側は「政治家自らが身を切る改革をやらなければ、国民に負担をお願いできない」という信念で臨んでおり、自民党はその本気度を読み違えていたと指摘。さらに、元維新議員3人の自民会派入りが維新の神経を逆なでしたことも、今回の緊迫を加速させた要因だと分析した。
定数削減をめぐる攻防は、連立与党と維新の関係だけでなく、自民党内の権力バランスや「身を切る改革」への本気度を問う試金石となりつつある。

ネットの声
ギリギリまで放置して週末にバタバタ動くのがいかにも自民って感じですね。
身を切る改革を本気でやろうとしているのは維新側だけに見えるのは自民にとって痛い話。
反対してた議員が途中退席と欠席で“一任”演出って、昭和の政党政治そのまんま。
高市さんが本気出さなかったら、定数削減はまた棚上げになってたパターンだと思う。
鳥取(附近)もメス挿れて、石破もマサカの落選ーーーも夢じゃない。
小選挙区10で岩屋や石破、岸田、村上には推薦取り消し
岩屋、河野は排除される議員であり、次回選挙で一般人になるべき人。
ここで腰砕けになったら、自民は二度と「行財政改革」とか言えなくなると思う。
河野・岩屋ラインが反対側にいるあたり、自民の中の古い体質がまだまだ強いと感じる。
高市政権の「本気度」を試す一発目の案件としては、かなり象徴的なテーマになってきた。
いちばん置き去りにされてるのは有権者で、「また永田町の都合で決まったな」って空気になりそう。

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